ボストンを舞台に、かもさん親子のお通りだい!
★★★★☆
ボストン市内に巣を作ったかもの夫婦(マラードさんというからには、カルガモではなくマガモの方)に、かわいい子がもが八羽生まれました。ある日、子がもたちはお母さんかもと、お父さんの待つ公園のお池まで引っ越しをすることになりましたが…… 。
おまわりさんはもちろん、街の人たちも巻き込んで、大騒ぎしながら、ボストン市内を公園まで行進する子がもたちの様子が、なまいきでとってもかわいい。今では都市部では恒例行事(?)になりましたが、原書の描かれた1941年(戦前です!)では、まだ珍しい光景だったのでしょう。「ぐぁっ! ぐぁっ! ぐぁっ!」いつの時代も、かもの行進はみんなの人気者!
最後のページにはボストン市内の簡単な地図ものっていて、レンガの似合う、アメリカにしてはシックな街並みも楽しめます。