いよいよ既得権益との戦いの始まり
★★★★★
税金や規制で高い給料をもらっている現在の日本の特権階級=現代社会の貴族達には耳が痛い話が盛りだくさん。
名古屋市議会議員、国会議員、記者クラブ、再販法に守られた大手新聞、高給取りの官僚と同様の国公立大学教授たちも河村たかしの運動が盛り上がれば損をする側なので、いろいろな手段で妨害をする。自分達の特権が奪われるから。しかしこういった人たちの高給は、知恵を使いお客さんを満足させ実力で稼いだお金ではないので、実は庶民からは軽蔑され反感の目で見られている。
お金を実力で稼ぐ能力のない人たちが日本を牛耳っているので、日本はどんどん衰退していく。現代特権貴族制度廃止を訴える本書の趣旨に大賛成。方言に品がないということ以外で、河村たかしに強く反対する人の多くは、税金で給料をもらっている人、もしくは規制で得をしている人々。もっともらしいことを言いながらも、実は自分達の給料が減るのが嫌だというのが一番の反対理由。
特権階級に牛耳られない、活力ある日本を取り戻すために、名古屋の河村たかしの運動の成功を祈っている。元気のいい日本を復活させるために、彼の運動が日本全国に広がることを願う。
名古屋市民に是非読んでもらいたい本です。河村市長がんばれ!
★★★★☆
たった94ページで字も大きく1時間あまりで読めてしまう本で、正直714円という値段は割高に感じます。(400円ぐらいなら星五にしました)しかし内容は市長に就任して半年の河村市長の熱い思いが込められており、名古屋市民には是非読んでもらいたい本です。
内容は
・前著「この国は議員にいくら使うのか」でも触れた議員報酬があまりに高く議員が職業として定着していることへの批判
・政治家は減税できなきゃ意味が無いという大胆な発想
・地方分権にむけて住民がいかに行動すべきか
・将来の名古屋の展望
等がテレビでおなじみのこてこての名古屋弁でつづられています。
河村市長に比べたら民主党議員はまだまだ覚悟が足りないでしょう。真の民主主義の実現に向け名古屋から日本を変えるという発想は是非実現してほしいと思います。