表紙とは違い、書いてる事はマトモ。
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表紙は馬鹿にしてますが、内容は結構マトモで面白い。
ただ、アメリカのような献金型の政治活動を目指しているようですが、
アメリカの政治がそれほどいいとは思えない。
だからと言って、政党交付金のようなものもおかしい。難しい。
とにかく、名古屋市長としてどこまで出来るかお手並み拝見です。
真っすぐな政治本
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現名古屋市長の河村氏の著作。
本のタイトルだけ見ると、どういった本なのかと内容を疑いたくなるが、本当に真っすぐな政治本である。
政治本は何冊か読んできたが、その中でもとりわけ分かりやすく、そして日本のタブーに迫っている、彼だからできる切り込み、読み終えてかなりの名著だと感じた。愛知県からのたたき上げの議員で、彼の、国家権力との激しい戦いが愛知県における問題を中心に書かれているため、東海圏出身者は特に興味深く読むことができるのではないだろうか。
彼が私の大学の先輩にあたることもこの本を読むまでは知らなかったのだが、家業を継ぎ、中小企業の辛酸を舐め、9度に渡る司法試験への落第、そして秘書として参画した民社党にも除名され、散々な状態から衆議院議員へと昇りつめ、そして現在では名古屋市長へと就任している河村氏。
こういった境遇だからこそできる、国家権力への抵抗とその戦いの話は非常に興味深く、この国日本の構造が彼の議員生活を見ながらひしひしと伝わってきた。
愛知県における藤前干潟の埋め立て問題や、旭丘高校の解体問題、名古屋刑務所での刑務官の受刑者への暴行事件などは、その当時タイムリーに三重県で育ったボクとしては、小さい頃毎日テレビでやっていたニュースで、その裏でどういった利権がうごめいているのか非常に興味深く読めたし、そういった構造が世の中のいたるところに存在することが本書を通じてまじまじと、現実に向き合わされた。
「国民の利益になることでも、議員の利益にならないことをやり始めると抹殺される」という彼の言葉が非常に心に残った。何度周りからいやがらせのような仕打ちを受けても、決して屈せず一人で戦い続ける彼の真っすぐさを応援したくなった。
反骨精神、剥き出しの本
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歯に衣着せぬ発言。政治家らしからぬ、質素な生活。
以前、何度かTVで拝見してから、少し興味をもっていました。
そして、著者の生い立ちや考えていることを知ってみたいと思い購入。
内容は、河村議員の生い立ちから、議員年金・議員宿舎の問題、
「財政危機」に対する疑問や靖国の問題などなど。今、話題になっている
「世襲」の問題も少し取り上げられています。
初版が2.3年前ですが、今でも十分に読み応えのある本でした。
それだけ、依然として様々な政治の問題は解決していないということですね。
自分の言葉で叫べ!
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なんか潔くていい感じ。
国会議員を職業にしたら終わり。国会議員をボランティアにする議員革命をするという。そのためには内閣総理大臣を目指すという。政治をやるなら内閣総理大臣を目指すというのもわかりやすくていい感じ。
体当たりでいろいろな問題に首を突っ込む。時には探偵になり、時には検事になる。時々間違いを起こして詫びる。ただ、その行動の根っこは変わらない。日本をよい国にしようと思っている。国会議員は保身に走ったら終わりだ。そういう国会議員に付け込む輩が現れ、腐敗が横行する。また、居心地の良さを求めると自分の取り分を減らす改革ではなく増税ばかり主張するようになる。
文章も氏の性格を表したかのように多少荒削りだ。でも、自分の言葉でしゃべっているということが伝わってくる。多少、荒削りでもいいじゃないか。僕も国会議員は彼のように行動の人であるべきだと思う。
非常に まじめな内容 表紙は ちょっと
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誠実な良書なのに あのキャラでは とほほ
自民党議員の本を凌駕している のに この表紙は なんなんだ
テレビでも 酔っぱらいのような しゃべり方を直して がんばりたまえ