こんな本が読みたかった
★★★★☆
誰もが“偶然”という言葉で片付けてしまう出来事について、著者は4年の月日をかけて約800人以上からの体験談をまとめ、著者自身の見解を述べています。 シンクロニシティとは『共時性』と訳されますが、その言葉の示す現象は“虫の知らせ”“正夢”“テレパシー”“他者との人生の一致”などと幅広く、それらの発生は常に時間と空間を越えていて極めて個人的レベルな為、実態が掴みにくいものです。 この本では、豊富な実例と研究文書からの引用により、シンクロニシティの実態と意味を説得力のある論調で示しています。