安定した職場を辞めて、自分の進みたい道に行こうとするときには、どうしても勇気がいるものだ。
筆者が、試行錯誤しながらも自分で進んだときに、どんどん起きてくる「シンクロニシティ。」
本当に必要なことならば、大きな力が手を貸してくれるのだ。
筆者の経験を追体験することによって、自分もできる！という気持ちにさせてくれる本。
仕事や、人生に迷っている人に読んでいただきたい。

　処女作品にしてはわかりやすい内容で、惹きつけるものがあった。
　最初読む時は心理学的な本だと思っていたので、読むのが面倒かと思われたが、読み進めていくうちに誰にでもあるような著者の日常生活が描かれており、サラリーマンをしている私にとってもとても参考になるアドバイスが書かれてあった。
　私もこれまで３度転職をしているが、人生の転機それぞれに導きを感じていた。本書を読むと「なるほど」と思うことが多々あった。シンクロニシティは人が自分に率直になって心を開くときに、誰にでも起こりうることだと思う。
　私が感心したのは２点ある。１つは、自分が前向きで行いや言動に対して、良心的にしていれば必ず自分に還元されるということだ。
　２つめは、言葉にはただ意味を伝えるというだけでなく、魂のようなものがあり、良くも悪くも人の魂に直接影響を与えてしまうということだ。
　人生の成功とは何かを見つけられたような気がする。