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感じるマネジメント

価格: ¥1,365
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 英治出版
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新鮮な目で組織を見る視点 ★★★★☆
企業理念というとらえどころのないものを、コンサルティングプロジェクト物語で読者と一緒に探っていく形式です。
さわやかな読後感で、数時間で十分なほど読みやすく面白かったです。
一文が短くわかりやすい文体や余白の多さも、趣向を凝らしている感がありました。

ただ、本の帯にすごい絶賛コメントが寄せられているのですがそこまでの感動は正直ありませんでした。
本全体がよく練られた一つの企画のような構成なので、読んでいて舞台裏の工夫も少しにおってしまう感じです。
意味・目的の共有化と共感によるマネジメント ★★★★★
人と組織の活性化の仕事に携わる私の今一番の関心事は「組織の学習」「組織の成長」です。

このテーマは、個人の学習や個人の成長と違って、それを誰が取組むのかによって非常に異なります。
つまり組織のトップなのか、スタッフなのか、一マネジャーなのか、一社員なのか。
本書「感じるマネジメント」は、理念についての組織学習の実例の本です。
またトップの指示を受けた幹部スタッフが外部コンサルタントのサポートを受けて取組んだ例です。という理解と問題意識で読み始めましたが、それ以外のこともたくさん学ぶことができた本です。

すでに他のレビューで語られているように、本書の語り(述べ方)自体が、理念を共有化する手法の実践と感じられます。
「物語を見つけ、物語を語ることで伝わり、内省をすすめ、共有化される」
「布教ではなく、共感」「浸透ではなく、“つながり”」
「1.語り伝える」「2.体験を共にする」「3.対話する」という3つの道筋モデル
そして、
「自律には余白が必要」「余白があるからこそ伝わり、共有化される(もしくは発見・創造される)」

私にとってはレビュータイトルどおり「意味・目的の共有化と共感によるマネジメント」
を学んだ本でした。

経営者でなくても、人事組織マネジメントに直接携わらない、一社員、一管理者でも、役に立つことが得られる本だと思います。
なぜって余白があるからです。

と書きつつ、あまり余白の無い書評(レビュー)だなあ、と内省する私でした。
つながり力 ★★★★★
個人と組織の「つながり」を醸成し、理念を分かち合うプロセスを学びました。
ビジョンをつくり浸透していくプロセスとして理想 ★★★★☆
ビジョンという見えないものを見えるようにしていくプロセスを感じるには
余白が大事だとこの本を読んでわかりました。
ビジョンを作りたい、そのプロセスを知りたいと思っている人に勧めます。

昨今、企業の組織はいろんな雇用形態の人で構成され、同じ価値観というものを生み出しにくくなっていると思う。
そんな中でもその存続意義は付加価値(満足度)の高いサービスや商品を生み出しつづけていくことにある。
この状況下で組織の構成員が何をなすべきなのか、何をすれば貢献できているのかを「憧憬できる」形で共有することはとても効果が高い
というのをまさに実践して(実際に数年前に組織ビジョンをつくって浸透のための運用もしてみて)感じています。
ビジョンには物語りが大事というようなノウハウも詰まっている本です。
自画自賛 ★☆☆☆☆
当事者が書くとすれば、こういう内容にしかできないのだろう。
そしてこうした本に素直に感動し「では私も」という人の多くは自分が「大統領の演説」をしていることに気がつかないのだろう。

こうした努力を真摯に行い、そしてその結果を真正面から受け止めることができれば、本当の意味で組織が変わっていくのかもしれない。それができるということは自分たちの姿を「客観的に見つめなおす」ということだ。たいていの人間と(少なくとも現在は)成功している組織にはそれはとても難しいことだ。