今のところこれ以上はない
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日本のロック史上において今はこれ以上はまだあり得ないロックンロールアルバム。
俺は1979年に既に現役のパンクスだったけど、このアルバムのラストのあっ!においては
セックスピストルズもロットンも目じゃないと思うし、
ただただ全ての曲がただただ全てのアディクトの
ためと感じる唯一無二の今後も多分あり得ないほど輝き続けるロックンロール。
村八分体験とは、ロックの原体験の異名なり・・・
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私の学生時分は、パンク全盛時代でした。そんな中、かなり年の離れた、パンクバンドをやりつつ、学生運動みたいなことをやっている知人が、聴かせてくれたのが、裸のラリーズ、頭脳警察、フリクションと、この村八分でした。
10代の頃、村八分の「ライブ」を初めて聴いた時、正直言って、和製ストーンズみたいで、いったい何がそんなにイイのかよくわかりませんでした。ところが随分経ってから、この短いアルバムを聴いてみて、びっくりしました。演奏の上手さではなく、頭の中にへばりついてずっと残っているような、まるで古傷みたいな音楽です。詩とか良く覚えていないのですが、ヤバイ不吉な禍々しい感じが、印象に残る作品です。
チャーボーの歌も、シンプルでうねるような演奏も、さりげなくも何か呪いみたいで、深くこころに突き刺さります。ドアーズ、ヴェルベットや、イギー&ストゥージズやスーサイドのように、私にとっては、忘れられない「ロック原体験」のアルバムの一つです。
聴け!ロックのほんまもん!
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時代と共に、ロック?の定義も変わってるから、是非を問うわけじゃないが、今の時代のロックって、ゴミ売れ線ポップスみたいなのが大行進状態。
「僕、ロックやってます。」って言っても、誰も眉を潜める事はない時代。健全ロック、青春ロック?全盛期??
真のロック、村八分。1971年録音。この音の凄み、凶悪かつ卑劣、そして純粋な心情の表現。
素晴らしき、真性ロック。カッコよすぎて、腹が立つ!!!!!
ピストル??
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色々と音楽を聴いてきた割には、音楽についてあまり語ることの無い
自分だが、チャー坊遺稿集ではじめて読んだ、
チャー坊がはじめてセックスピストルズを聞いたとき
「あ、村八分だ」と言った意味がはじめてわかりました。
ライブ!村八分だけではわからなかったところもありました。
日本ロック史のマスターピース
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永く日本のロック史の謎であった村八分の唯一のスタジオアルバムにして、最高のロックンロールアルバムです。このスタジオ盤とエレックのライブ盤はやはり村八分、いや日本のロックを語るうえで欠かせないマスターピースであることは間違いないでしょう。内容は60年代後半のストーンズに深く影響を受けた曲にチャー坊が京都弁で凶暴な日本語の歌詞をのせたという感じです。チャックベリースタイルの"どうしようかな"に始まり、チャー坊と冨士夫が初めて一緒に作ったという名曲"くたびれて"、悪魔を憐れむ歌っぽい"あやつり人形"、差別用語連発の"あっ"などたった6曲ですが現在のロックの何倍もの濃さがあり買って損するということはないかと思います。お金に余裕がある方はBOXを。