本格派ヴォーカリストとしての魅力をアピールした4作目。ホーンセクションが響きわたるファンキーチューン<1>、バウンスビートの切ないラブソング<3>、DOUBLEをフィーチャーし、きらびやかなヒットシングル<9>、ディアンジェロを彷彿させるソウルナンバー<10>など、大人向きの洋楽サウンドを巧みに取り入れた作品が並ぶ。
大切なものをなくした時、初めてその価値がわかると歌う壮大なゴスペルナンバー<12>は、MAZE Featuring FRANKIE BEVERLYのアルバム『CAN'T STOP THE LOVE』にインスパイアを受けたとコメントする感動作。(柏村美幸)
堅さん最高だ〜〜〜〜〜!
★★★★★
最近、またこのアルバムをよく聞いてるんですけど、堅さんのアルバムでは一番好きです。またこういうアルバムが聞きたいなあ。
L'Amant、Miracles、TABOO、LOVE OR LUSTなど男性でも女性でもドキっとしてしまう歌詞が印象的です。
ワールズエンドはアルバムの中でも割と変わった趣向の曲で歌詞もかなり抽象的な比喩が使われていて面白いですね。
タイトル曲は、かなり壮大なゴスペル風のバラードになっていて、聞いていると歌詞ととともに平井ワールドに引きずり込まれる1曲でお薦めです。
また、松尾潔さんと組んで欲しいです。
BEST OF・・・
★★★★★
今から考えると、よくこんなアルバム作ったなと思います。既存のJapanese Soulの概念を打ち破った一枚でした。私のお気に入りは最後の『gaining through losing』。歌詞も曲調も聞けば聞くほどに深みを増す・・・圧巻です。願わくば、今一度、このような彼の歌が聴きたい。
名盤。全曲素晴らしい楽曲。
★★★★★
冒頭から歌の楽しさを伝えてくる。バラードが印象深い平井だが、アップテンポで歌う楽しさを身体いっぱいに表した時こそ、彼は輝いている。そのテンションは名曲「KISS OF LIFE」でスタイリッシュなダンス色をまとい直し、彼のクールな効用を知る。子音や母音を曖昧にする歌い方は、案外縦ノリに刻むダンスとの調和に於いても、その柔らかい声が重たいVo.にならないおかげで、ビートが軽快さを増す姿になっていた。「L’Amant」もアレンジが素晴らしく秀曲だ。R&B独特の落ちてゆく甘美なメロにビートが刻まれる恍惚。作品の顔となる開始3曲でこれほどの充実は名盤の予感を抱かせる。
続く「Miracles」でも彼らしい、シングルにしてもよいバラードが待つ。ここで今作への満足度は一気に高まる。「TUG OF WAR」は逆に日常に流れてゆく明るい曲。だがあくまでムーディなのは今作の色だろう。“神様お願い”というフレーズを軽快に乗せる「メリー・ゴー・ラウンド・ハイウェイ」は彼の真骨頂だし、「TABOO」のように隠れた佳曲が底辺で作品を支えている点も、今作の分厚さをみる。
そして華曲「LOVE OR LUST」の求心力は再び作品を締め直す。彼の切ない息遣いをフィーチャーさせながら曲を加速させるアプローチは、リズム感と自然な表現力が要る非常に難しいタッチで描かれるが、歌手として本領発揮の曲だ。
レオンラッセル「ソングフォーユー」の有名なイントロを使った「ワールズエンド」はピアノによる儚い曲。その切なさは泣き曲「even if」に流れ込んでゆく。さすがだ。男のイノセンスな情感を、すっと滲む絵の具の繊細さで描ける才能を感じざるを得ない。ラスト主題曲は前の余韻を引き継ぎ、全体も優しく包みこむ。綺麗な「e」母音の発声は彼全体の、優しい歌い方に繋がっていることにも気付かされた。
R&Bな平井堅を聞きたいならコレ!
★★★★★
長い間ヒット曲が出ず、遂に3rdによりヒットした平井堅の4th Album、3rdではほとんどを提供曲に頼っていたのに比べ徐々に本人自身も再び製作に携わり始めているので、BEST盤を聴いて彼のR&B作品を聞きたい!と考えている方は3rdよりもこの4thをお勧めします。現在の彼の世界観をそのままにサウンドはR&Bという作品に仕上がっています。つまり、現在の彼しか知らない方でも聞きやすいアルバムとなっているのです。
収録曲はドラマ主題歌として大ヒットした、高速のステップとビートが刺激的なKISS OF LIFEはもちろん、限定発売だったeven if、ちょっと地味でちょっとマイナーなMiracles(個人的にはeven ifよりこっちのほうが好き)、LOVE OR LUSTとヒットシングルを4枚収録しているうえに、アルバム発売直前にはラジオでヘビーローテーションだったファンキーなShe is!、コーラスの多重録音がすばらしいL'Amant、恋人との駆け引きをひとりで演じきるTUG OF WAR、死の直前?メリーゴーランド・ハイウェイ、しかし特にすばらしいのはラストに収録されたタイトルトラックGaining Through Losingです。おそらく彼の多くの楽曲の中でも1,2を争うほどの完成度を誇るこの楽曲はLove Love Love同様おそらくゴスペルにインスパイアされたもので、言うことなし!完璧なできばえ!特にラストでは多くのバックヴォーカルとともに英語で高らかに歌い上げ、アルバムのフィナーレを華々しく飾ります。
ポップな平井堅もいいけどやっぱりこういう刺激的な平井堅をもっと聞きたいと思っている方は一度このアルバムを、ポップが聞きたいと思うなら、SentimentaLoversを、両方バランスよく聴きたいという方はLife is...をお勧めします。
1曲目から・・・
★★★★★
やられますね笑)うわぁ~そう来たか~~やってくれるじゃないか平井さん!という感じです笑)気持ち良いですねぇ~聴いていて。相変わらず良い曲がたくさん入ってますねぇ。曲自体は暗くなくても切なさ、美しさを感じてしまう。有名どころ「kiss of life」「love or lust」「even if」をはじめとしてやはり切ない曲ありますねぇ~涙)ねじりこまれるほどせつないのだけれどそんな雰囲気にいつまでも浸っていたいような気持ちにさせてくれるこの彼の歌声。やっぱり私のツボなのかしらねぇ笑)素敵です。