わりと楽しめました
★★★★☆
わたしはダヴィンチ・コードを読んでおらず、映画も見ていません。何の予備知識もなく読み始めましたが、それなりに面白かったです。登場人物が多くて、名前が当然カタカナで、一覧表を見ながら苦労しましたし、時代が現代になったりシェイクスピア時代に飛んだりして混乱しますが、読んでいけば、ミステリ/サスペンス小説として、なかなかいい作品でした。二転三転する犯人さがしも、予測がつかず楽しめました。それから、英国や米国ではシェイクスピア学という学問が確固として存在するんだということ、シェイクスピア個人に関しては意外と謎が多いということを知りました。日本でも写楽は誰だったかみたいな研究をしている方がいらっしゃいますが、それのもっとすごい版(?)がシェイクスピア学かな? ダヴィンチも読んでみます。