あとジョイニングや相手との信頼関係を作る時の相手の良いところやがんばっている所に目を向けて築き上げていくのはなるほどーと。それに関しては普通の人間関係にも役に立てそうで知れて良かったです。もちろん原因を探すのではなくどうやったら解決できるかっていう考え方も普通の人間関係の中にでも取り込めれると思います。ただそのアプローチがクライエントの中でどう感じじさせ、どう変化をもたらしていくのかなどが全然わからないため、ただ単にいとも簡単に変わっていくように感じたのかもしれません。
だから内容がぼやっとしていてシステムズアプローチの雰囲気が分かったかなというレベルでした。
内容的にはぼやっと書かれているので、入門者向けの人たちのための手前っていう感じの本でした。値段から考えるとちょっと高いのと、あと詳しい技法や、進め方、捕らえ方などを知りたいのなら他の本を読まないと分からないです。
つづいて、セラピストの経験例が紹介されている。
「パチンコで停学になった学生」
「恋愛相談をした相手に裏切られたOL」
「舅の介護で疲れきった嫁と&手伝わない家族」
「不登校の女の子&非協力的な父&ムードメーカーの妹」
「小学5年でおねしょをする男の子」
「不登校の男の子・悩む両親・心配する祖父母」
「タバコやシンナーをする高校生・叱る母親・母親を責める夫」
「問題行動をする夫・過食症の娘」
「癌で入院する夫・冷静すぎる妻・感情的な家族」
これらの例はすべて「え、そんなことで!」と思ってしまうような意外な方法で解決されていく。セラピストのアイディアに感心する。その解決法が飛び出したのは、その基本にはじめに紹介したテクニックがあってこそだろうなと痛感させられる。
この本を読んでいると、やたらと、
「あっ、この話法、使いたい。私にも使えるやん」
と、しきりにカラダがロールプレイングやミニカウンセリングを
したがるのを感じます。
ほんのわずかな「言い回し」ひとつで、来談者は
気持ちよくなったり、気分が悪くなったりするのですね。
この本を読んで知りました。
そして、この本には、相手を「気持ちよく」させる
話法のテクニックが満載です。
とくに初心者の方におすすめします。
目からウロコが落ちますよ。