インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

マリア様がみてる 4 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 な 50-4)

価格: ¥630
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
Amazon.co.jpで確認
「ロサ・カニーナ」の登場による、白薔薇ファミリーの心の結びつきの再確認。 ★★★★☆
3巻では、晩秋の、親友以上になってしまった表現する言葉が難しい複雑な二人の乙女の関係の内面に迫る重たい話になってしまったが、「長き夜の」では、一転して、コメディ調で、「祐巳ー祥子」の絡み合いもあり、正月を山百合会のメンバーで楽しむ様子がほほえましい。

「ロサ・カニーナ」では、蟹名静という、「ピンクの薔薇」に引っ掛けた「山百合会」以外の別のメンバーをスパイスとして加えることで、思わぬ展開が。。

特に志摩子は「生徒会役員になるためではなく、聖様が好きで、スールになった」と言い張るも、「ロサ・カニーナ」の動きで、志摩子の内面が非常に揺れ動く。
しかし却ってその結果、それまで、漠然としていた白薔薇ファミリーの佐藤聖に、「妹として」受け入れられたそのいきさつも含めて、志摩子自身の存在価値を彼女が再確認するところは、見所。
「片手だけつないで」先取り ★★★★★
原作のこの時点では、志摩子の悩みの本質は伏せられている。つまり、この時点では、何を考えているかつかみどころのない人という扱いである。しかしこちらでは、原作ではさりげない一言でしかなかった、お姉さま・佐藤聖に受け入れられたことに自分の存在価値を見い出す、という視点が色濃く出ている。つまり、「片手だけつないで」を一部先取りする形だ。

また、セリフのない日常場面の描写(後半「ロサ・カニーナ」第3回最終ページ)が読者に、この人たちは今どんな想いでこの時を過ごしているのだろうという想像力をかきたてる。

一方で前半「長き夜の」はコメディだが、墨を塗られる姉弟狸の画が秀逸。こういうところできちんと笑いをとることも忘れていない。

ややもすれば事務的に終わってしまいそうなこのエピソードだが、冗長な点をばっさり削って、ここまで味付けを施したのは秀作と言っていいだろう。
それでもおもしろい。 ★★★★☆
基本的にはタイトルどおりで、よくまとまっていて面白かったです。ただ、車や建物の絵が下手なのが残念でした。特に祥子家の風呂の狭さ、佐藤さんの車や小笠原家のリムジンのおもちゃっぽさは作品そのものを安っぽく感じさせるものでした。余白スペースの動物コスプレも、単に動物の体にキャラの顔をつけただけにとどまるもので、前巻に見られたほどの意外性や上手さは感じられませんでした。
時間軸 ★★★★★
長き夜の→ロサ・カニーナという流れになっています。時間軸的にはこれが最良の形であると考えます。少なくとも私は。
3巻に続き厚めの単行本でボリュームもなかなかのもの。長沢先生ご自身もコメントされているように祥子様&祐巳のイチャイチャ具合もバッチリです。
駆け足ですが中身も要点は抑えられ、簡単な復習に最適です。静様の「由乃さんって意外と…なのね」という台詞に笑わせて頂きました。
できたら小説から ★★★★☆
特にロサカニーナの方ですが、ちょっと駆け足気味な印象を受けました。
できたら先に小説を読んでから読むといいかも知れません。
ところで長き夜の~で男性二名の絵が3巻までと全然違う
気がするのは私だけでしょうか…