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騎士(シヴァルリ)の息子 上 <ファーシーアの一族> (創元推理文庫)

価格: ¥819
カテゴリ: 文庫
ブランド: 東京創元社
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思わぬ掘り出し物 ★★★★★
いくらファンタジーといえども、人間を描こうとすれば、現実の世界と同じく毒があります。
ファンタジーの剣や魔法といった派手さはないけど、設定や展開がうまくて、一気に読ませます。
なんとなく手にとったのだけど、いやー掘り出しものでしたよ。
特に登場人物がそれぞれ抱える苦悩と、その心の描写がうまいですね。
また、術策権謀はびこる王宮の様子は、アメリカの作家らしく、とてもロジカルに描かれています。
とにかくお勧め。
なんて面白い物語! ★★★★★
久々に満足度100%のファンタジーに出会えた気分です。
以前から本書が出ているのは知っていたのですが、あらすじを読んで、ちょっと暗そうな話だな~と思って、なかなか手が出ませんでした。
ところが、どっこい、断然、面白いじゃないですか!!
<あらすじ>「技」と呼ばれる力を持ったファーシーア(遠視者)一族が治める六公国。そこに、王位継承者の第一王子の私生児として生まれた男の子がいた。フィッツ(庶子)と呼ばれるその少年は、王の命令で密かに暗殺者としての教育を受ける。折りしも宿敵外島人の赤い船団による襲撃が激しさを増し、六公国は次第に疲弊していく。王家の影として生きる宿命を背負った少年の成長と試練の物語。

気になるなら買ってしまおうと、手に入れた本書。読み始めてすぐに、この小説の世界に引き込まれていきました。
読みやすいです。
主人公の少年、フィッツの視点で一人称で描かれているので、感情移入しやすい上に、フィッツが6歳の頃から物語が始まるので、読み手はフィッツと一緒にこの世界のいろんなことを知っていけます。
ファンタジー初心者でも全然大丈夫な感じです。
フィッツが次々といろんな試練や冒険にぶつかっていくので、読んでいてとても心躍りました。

少年の名は・・・ ★★★★★
 六歳の少年には名前さえつけられていなかった。彼は高潔すぎて近寄りがたいとさえ思われている第一王位継承者シヴァルリ王子の私生児で、やがて王家の暗殺者となるべく訓練を受けることになる。

 祖父に連れられて王家に押し付けられる暗く重苦しい冒頭部分では、期待はずれかと思ったが、読むにつれてどんどん引き込まれ、他のことは置いておいて一気に読みたくなった。甘すぎず、かといって殺伐としすぎない物語展開がよかったし、設定や人物がしっかり描けていて、翻訳済みはこれ一作だが、他に8作品出版済みと知り、今すぐ全部読みたい気分。読後の充実感と満足感、そして早く続きを読みたいという飢餓感に、久々の掘り出し物をみつけたようだ。

面白かった ★★★★★
冒頭部分の語り口から引き込まれてしまいました。
王子の庶子として生まれた幼い男の子が、城に引き取られたところから、日常生活が丁寧に書かれ行き、彼の運命が今後どうなっていくのかわくわくしながら読み進めました。
登場人物も一人一人、きちんと書かれていて、静かな文体に好みは分かれるかもしれませんが、個人的には最近読んだファンタジーの中で一番好きです。