国旗から世界が分かる良著
★★★★☆
基本的には国旗カタログと考えて頂いて差し支えないが、内容はかなり充実している。
国旗や正式国名はもちろん、面積・人口・公用語、その国の歴史概要、そして国旗・国歌の成り立ちや制定された経緯までが詳述されているのだ。
浅くても良いから各国の知識について学ぼうと思う時、世界地図では歴史は何も分からないし、図鑑のようなものでは内容が重すぎる。
その点本書では一国が1〜6ページくらいでまとめられているから、気軽に必要最低限の知識を学ぶことが出来るだろう。
惜しむらくは本編がカラーでないことだが、200ヶ国近くを掲載し、400ページもの厚みを誇りながら1000円という値段だから、十分すぎるサービス価格だと思う。
知識欲のある方はもちろん、旅行好きな方や世界史を学ぶ学生など、様々な方にとって有用であろうし、
広辞苑的意味合いで一家に一冊あれば、様々な機会で使える便利な書籍であるとオススメしたい。
196ヶ国の国旗・国歌を網羅。
★★★★★
本書は世界196ヶ国の国旗・国歌や国の成り立ちを簡単に説明したものです。
巻頭にはカラーでアジアやヨーロッパなど地域ごとに地図と国旗が載っています。
そしてモノクロで地域ごとに国旗・国歌・国の成り立ちを紹介していくという形になっています。
索引も付いているので目当ての国が探しやすいのが特長です。
しかしなにせモノクロの為、国旗の色が解らず、巻頭のカラーページでわざわざ探さなくてはならないのが面倒です。
また国歌は全詩が載っているわけではなく、簡単な訳詩と成り立ちの紹介のみです。
200近い国の成り立ちや国旗・国歌について知ることが出来るのは楽しく、たとえ簡単な説明ではあってもかなり充実している本であると思いました。