二人の子を持つ母親ですが、この本を読んで思ったのは、むしろ
自分が子どもの頃、甘えを許されない家庭環境に育ったがゆえに
かなり苦労して生きざるを得なかったということです。
そして無責任な溺愛でなく、しつけと甘えを使い分けるメリハリ
のきいた教育の必要性を痛感しました。
「甘えの構造」という看板に何となく敷居の高さを感じていたのですが、
この本は齋藤孝さんという親子ほどに年の離れたお二人による名コンビで、
スーっと入りこむことができました。
子育てに悩む親御さんやこれから親になられる若い方に
ぜひともおすすめしたい一冊です。