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新装版 続 プロレススキャンダル事件史 (宝島SUGOI文庫 A へ 1-119)

価格: ¥480
カテゴリ: 文庫
ブランド: 宝島社
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いくら暴露しても真相は闇の中 ★★★★☆
 プロレスの真相が知りたい、あの名勝負の舞台裏はどうなっていたのか、シナリオがあったのかとか、プロレス・ファンにとってはずいぶん昔のことまで知りたいことがいっぱいある。それで、ついついこういう本を買って読んでしまう。
 内容はUWFやパンクラスから力道山まで脈絡のない記事の寄せ集めだが、それぞれ面白い。今までも暴露本などでいろいろな事実が語られていたが、同じ当事者でも別人が語ると全く別の事実が語られるから、今まで信じていたことが覆されたりする。一体誰が本当のことを語っているのか。結局、どんな事実も自分が都合のよいようにバイアスを掛けてしまうので、真に客観的な事実というのは知りようがないのだろう。いくら暴露本が出ても結局真相がわからないからプロレスはおもしろい。シナリオがあるとかそういう単純な話ではないのだ。
 個人的にはやはり昭和プロレスの話がおもしろい。ターザン山本の馬場がいかにキラーかという記事は観点はおもしろいが、何となく馬場の恐さはそんなもんじゃないだろうと思ってしまい物足りなかった。最後の力道山の記事もおもしろかった。力道山の死因についてはいまだに諸説があって、どれが正しいかはわかりようがないが、日本の国民的ヒーローの力道山を末期のアル中でシャブ中で救いようのない悪人だったと書いてある記事は珍しく、おもしろかった。