We Free Kings
価格: ¥1,242
The array of horns that Rahsaan Roland Kirk draped over his neck was for far more than show. He could play multiple saxophones and even nose flutes simultaneously. He sticks to a more predictable fare on this session, though don't take that as anything negative. "Sack Full of Soul" is a kicker, with the bridge jump-started by Kirk's tenor, manzello, and stritch. The impact of this recording is gradual, not immediate (as was the case with recordings like Rip, Rig & Panic). Pianist Richard Wyands does a splendid job backing Kirk, keeping things on track whether in the bluesiest of modes as on "You Did It" or in a dancingly melodic groove as on the title track. --Andrew Bartlett
端正でヒューマンなカーク
★★★★★
ここのカークはカークらしさはあるものの、どちらかと言うと端正な好青年的で、軽快な曲から、四曲目の美しいバラードソロ、そして人生達観的な演奏までと、多彩に展開し、曲の配置もよくて、気軽に初期カークを楽しむにはうってつけの好アルバムだ。とても聴きやすい。スタンダードジャズ的なのは、ハンク・ジョーンズが演奏曲の半分に加わっているせいもあるかもしれない。
カーク入門に最適の1枚
★★★★★
今さらローランド・カークを「黒眼鏡の怪人」扱いする人もいないだろうが,盲人ゆえの濃いサングラスに見慣れぬ楽器を何本も首からぶら下げ,なおかつそれらを2本3本と一度に口にくわえて同時に吹き鳴らしたり,ノンブレス奏法で息継ぎなしに延々テナー・サックス・ソロを執ったりするのだから,まんざら故なしとも思えないところがある。
しかし,彼の演奏に注意深く耳を傾ければ,以上の特異性など表層のことに過ぎず,本質はジャズのルーツに結びついたメイン・ストリーマーであると分かる。
本作は,とかくエキセントリックになりがちな彼の作品中にあって,その個性は十分に発揮しながら抑制のきいた演奏に終始しているので,カーク入門者にお薦め。
1961年録音のブルース・フィーリング溢れる傑作。