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使ってみたい武士の日本語 (文春文庫)

価格: ¥42,598
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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『武士語』入門 ★★★★☆
 「武士語」や「忍者語」というものがある。厳密に彼らがどんな言葉を話していたか、というよりは、こういう言葉を話していると武士らしい、忍者らしい、というものである。
 本書は時代小説に使われる武士語を集めたものである。これを読んでいれば、さりげなく情緒ある日本語で返事ができる・・・かもしれない。また、時代小説を読むうえでも一冊手持ちにあると助けになる。
確かに ★★★★☆
武士のことば、とするかはわからない。しかし、解説の丁寧さ、武士にまつわることが得られるいい本ではないかと思った。解説で平家物語まで引用を探した、重畳という言葉を見ても、決して著名作家の丸写しではなく、信念のある本だと思います。作家の本への足掛かりにもできるし、初心者には目から鱗です。
武士語って何? ★★★☆☆
 最近「武士語」を扱った本が複数出ているようで、若者の間で「拙者」とか「〜でござる」とか使うのが流行っているとかいないとか。
 では、武士語って何だろう。
 「階級としての『武士』が実際日常使っていた(主に、話し)言葉」だろうか。
 でも、考えれば現在「武士」は一人もおらず、実際に武士がどのような喋り方をしていたか正確にはわからない。手紙等の文章は書き言葉で実際の話し言葉とは違う。かなり地方差もあろうし、戦国時代と江戸時代でも違うだろう。
 実際には「武士語」とは現代に生きる我々がある限られた階層の話し言葉として仮想したヴァーチャル言語=役割語と言っていい。「役割語」について、詳しくは、金水敏著「ヴァーチャル日本語 役割語の謎」岩波書店刊、をお読み下さい。
 さて、本書では、見出しの言葉はすべて現在文庫本で入手できるような現代時代小説作家の作品からの引用で、会話の部分からより地の文からが多く、オマケに女性の会話も使われている。どこが「武士の日本語」なの、と問いたくもなる。
 冷静に判断するならば、本書はブームの続いている「江戸語」の本、言語学的に突っ込めば時代小説作家特有の語彙についての本と言えるだろう。それはそれで充分面白い本だ。だから「武士道」だの「品格」だので自著の価値を主張するのはやめてほしいなぁ。
武士の日本語なのに ★★★☆☆
作者は剣術に対する造詣が浅く、ゆえに解説が随分薄っぺらいと言う印象を受けた。
剣豪小説からの引用によって構成している本の割には、その辺りをさらっと流すのは
いかがなものかと。
まあ、一語に対し一ページで解説という形態をとっているので、やむを得ないのだろう。
気楽に雑学♪ ★★★★★
タイトルから、武士の話し言葉について書いてるのか?と思ったら、時代小説の作家が産み出した言葉も結構入ってて、「時代小説用語覚え書き」って感じの内容でした。

しかし!「慮外な!」とか「卒爾ながら・・・」など、消えてしまった武士言葉も沢山解説してあります。

一章 武士の決まり文句
二章 春夏秋冬が薫る言葉
三章 武家社会の言葉---切腹というしきたり
四章 武家社会の言葉---敵討という義務
五章 剣術の醍醐味を伝える言葉
六章 行動・しぐさをあらわす言葉
七章 人物を評する言葉
八章 酒と色を語る言葉

すべての言葉に時代小説から抜粋した例文が付属してるので、より分かり易くなってます。

これを読むと、言葉なんて時代の流れの中で、簡単に消えたり、簡単に意味が変わってくるものだ、と良く分かります。
昨今の「正しい日本語を守れ!」という主張も、何をもって正しい日本語なのか?と思ったりしますが・・。