過不足なく充分な時代小説用語辞典
★★★★☆
時代劇、歌舞伎、そして、
今一過性のブームを迎えている
古典落語など、鑑賞のお手元にこれがあれば、
たいていの事は教えてくれる、
過不足なく充分な時代小説用語辞典である。
ところで、用語集に登場する次の言葉は
同じ一つの職業をさすが何か。
比丘尼
銀猫
金猫
蹴転
船饅頭
夜鷹
答えは。ぜひ、本書で。
江戸の町が詳しくわかる
★★☆☆☆
厳選された項目が、テーマごとに整理されていて、
事典というよりは江戸知識の読み物として面白いです。
興味のあるテーマ全体を素早く知ることができます。
重宝するのは「大江戸八百八町」のコーナー
江戸の地名が詳しくとっても役に立ちます。ただ、地図が欲しい!
「江戸全図」として乗っている地図には深川も八丁堀もまだ海の地図で、これは何を意図しているのか疑問。
また、その他の図版やイラストもかなりおおざっぱで、これは少々がっかり。
ということで、恐縮ですが星は2つです。
時代小説ビギナーのための一冊
★★★★☆
読んだことがない、というその理由だけで
今まで時代小説を手に取ってこなかったが
岡本綺堂の『半七捕物帳』を数編読んだだけで
その魅力を発見してしまった。
本書はそんな時代小説ビギナーのための一冊である。
読み慣れている人には自明のことかもしれないが
与力/同心/岡引の区別もつかない当方としては
イラスト・地図・索引つきの本書は至極便利である。
一家に一冊
★★★★☆
一家に一冊あっても損はない辞典だと思います。
初心者に優しい作りになっているので、これから時代劇の話を書こうと思っている方にはオススメです。
ページの区切りに「江戸ことばあれこれ」という「へぇ〜」なページもあって楽しめます。
かわいらしいイラストなんですが、欲をいえば図解は写真だと嬉しかったです。
でも、その辺は他の資料で直ぐ集まると思います。
初歩の初歩だけど・・・。
★★★★☆
歴史に興味はあっても、時代小説はわからない言葉が多く、読み進めるのに時間がかかるので、なかなか手が出なかったのですが、この辞書を購入して、少し時代小説への抵抗が薄くなりました。間違って読んでいた言葉があったり、なんとなくわかっていた言葉の意味を正確に把握したり、初歩の辞典だとは思うのですが、買ってよかったなぁと思っています。