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アメリカ南部 (講談社現代新書)

価格: ¥756
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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アメリカ南部の入門書 ★★★★☆
米ドラマ「クローザー」を見て、南部訛りや風習について興味を持ちこの本を買いました。初心者にもわかりやすく南部の歴史、風土や習慣、独特の食文化などが書かれていて、ほぼ知りたかった情報が入手できました。ただ、南部訛りについては実際に映画などでその発音を聞いて、この本の説明と照らし合わせて理解するしかなさそうです。発音の問題なのでこれはしょうがないですね。
買いです。 ★★★★☆
アメリカ南部に関する著作が他にも数冊紹介されているジェームス・M. バーダマンの、10数年前に出された概括的な一冊です。もちろん割いているページの割合を見れば、作者の軸足がどこに置かれているのかは一目瞭然なのですが、奴隷制と、その前後の出来事(南北戦争等)を南部の本質とする捉え方には、南部の在り方を照射する作者の姿勢が垣間見えるように思われます。歴史的評価などについて異論のある方もいるでしょうが、全体的にわかりやすく、「ジム・クロウ法」など用語的な解説も充実しているので、初心者にもお勧めです。
アメリカ南部早わかり ★★★★★
著者が「十九世紀前半のアメリカ合衆国は、二つの異なる国家から成り立っていた」と指摘する通り、アメリカ史を理解するうえで南部についての理解は欠かせない。本書はアメリカ南部の歴史と文化についてわかり易く記述している。
例えば南北戦争に関し「敗れた大義」(Lost Cause)に殉じた「南部人」(Rebel)たちの戦いぶりとその後について「風と共に去りぬ」を引いて解説したり、公民権運動に至る根深い人種差別の歴史については、著者自身の南部人としての経験も織り交ぜて解説するなどである。
加えて、随所に散りばめられた「豆知識」的な情報も、南部への関心と理解を深める上で有効に機能している。調味料のタバスコがルイジアナ州産とは知らなかった。
最近10年間の事情がアップデートされていれば尚良かった。
南部の影響 ★★★★★
アメリカ南部のことを何も知らずに読んだ私には、非常に得るものが多い一冊でした。歴史から文化まで様々なことが記載されています。私は特に文化の章が面白かったです。KFCからエルビス・プレスリーまで、身近なものの多くが、アメリカ南部の影響で生まれたものだったとは。ちゃんと歴史などがわかっている人であれば、もっと楽しんで読めるのではないかと思いました。