この巻で、初めてカイルが「ラムセスがユーリのことを欲している」ということに気付き、ユーリを取られまいとラムセスとユーリの後を追うのですが…。
今までの巻でもザナンザ皇子や黒太子にユーリを奪われた際、カイルの嫉妬は描かれていたのですが、相手のザナンザ皇子が弟だったり、黒太子がユーリをそれほど本気で欲していないこともあったので、その嫉妬も冗談半分みたいに描かれているところはあったのですが、今回は今までのとは違いラムセスのユーリに対する気持ちは本気なので、カイルの嫉妬も見ていてドキドキします!
生涯ライバルになるであろう、カイルVSラムセスの対決もごく1部分ですが描かれています。今後のその序幕といったところでしょうか。
この巻から、ユーリとカイルの関係もどんどん「好き」から「愛」へと発展していくので、ここから14巻は歴史風景よりも2人の恋愛模様を楽しみに見ることができると思います。