分かりやすいテキスト
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私は某大学の社会学部だった。1年生の時のテキストがこれだった。ロビンソン・クルーソーの話のときは少し馬鹿にされたような気がしたが、これは、人間が社会と関係ない常態のことを表したものであると教授が解説してくれた。マックス・ヴェーバーについては、宗教と人間の関係について、とくにプロテスタンティズムと資本主義における人間との関係について語られていた。
今、本棚においてあるこの本をとってみるとぼろぼろになっていて、何箇所も書き込みや傍線が施されていた。内容は随分忘れたが、大学当時は勉強したんだなあと自分に感心する。
この本のお陰で私に社会学への目を開かせてくれた書として星5つ。内容は案外分かりやすかったように思う。
ロビンソン物語の社会的背景
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小説の「ロビンソンクルーソウ漂流記」を題材に、社会的な背景を論述している。
小説をネタに、ものを語るのは、現物主義ではないが、創造を豊かにしてくれるという利点はあるかもしれない。
本書を読んで、この手法で、一度、ソフトウェア産業について記述してみたくなった。
これまでは、建築との模擬で、プロジェクトマネージメントが言われてきたが、
そもそもモデルにすべきものが違っていたのではないかという気がしています。
逆に、一度、別のモデルに書いてから、もう一度、戻って、モデルと照らし合わせるといいのかもしれません。
社会科学入門
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学問を真摯に学ぼうとするひと、特に社会科学
(要するに文系、経済学、法学、社会学など)を
を学ぶひとにはぜひ読んで欲しい1冊です。
経済史の大先生、大塚久雄が語り口調でわかりやすく
社会科学における人間を解説されています。
これ1冊で、ロビンソンクルーソーの読み方
マルクス、マックスウェーバーがわかります!