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大地の子〈上〉

価格: ¥1,500
カテゴリ: 単行本
ブランド: 文藝春秋
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歴史問題を認識しました ★★★★★
上巻を読んでの感想です。恥ずかしながら私は、これまで中国との歴史問題、中国残留孤児についてはほとんど無知でした。正直、今でも時々中国が歴史問題について日本に訴えてくることに対し、嫌悪感を抱くほどでした。しかし、中国に対し、日本が行ってきたこと、それと同時に日本人であるにもかかわらず関東軍に逃げられ残留を余儀なくされ、人間らしい生活ができなくなった日本人が実際にいたことを想うと今更ではありますが、自国を責めずにはいられません。長い時が経ったとしても忘れてはいけない歴史があります。正しい歴史の事実に基づき罪深いことをしたわれわれ日本人はそれぞれの立場に立って今一度歴史を振り返ってみる必要があるのではないでしょうか。我々が今、さまざまな形で中国や残留孤児に対してすべきこと、できることを考えたいと思いました。
涙なくしては読めません ★★☆☆☆
 波瀾万丈の壮大なストーリーが予想通りに展開して、まるで漫画みたいだと思いながらも随所で思わず涙してしました。現実味が希薄ですが、娯楽読物として面白かったです。

 満蒙開拓団、文化大革命、残留孤児の問題を身近に届けた功績は大きいと思います。
素晴らしいの一言に尽きます ★★★★★
終戦時、日本最強と威張っていた関東軍は、自分が一番先に満州鉄道で日本に逃げ出した。(私は、日本最悪の人間はこの人たちだと思っています。ご存知のとおり、中国人に生物兵器の人体実験をした731部隊もその1つです。)取り残されたのは、「新天地で夢をつかもう」と、政府に踊らされて、入植した農民。

ソ連が戦車で迫ってくる。彼らは、日本人と見れば、男と老人はは皆殺し、女は収容所へ幽閉し、毎日陵辱の限りを尽くす。(実話です。私は、陵辱された人から直接話を聞きました。)
そこで、逃げて生き延びるためには、小さな子を抱えた母親は、子を捨てるか、中国人に預けるしか方法がなかった。

これを「中国残留孤児」という。その1人の陸は、運良く、高熱で死にかかっているところを、儡しい中国人夫婦に助けられた。
最高の物語は、ここから始まる。