迷走?
★☆☆☆☆
本作CDを再生し、じっくり鑑賞しようとしたが、アルバム半ばでヘッドフォンを置いた。
最後まで聞くに堪えなかった。残念である。これが本当にSONATA ARCTICAの作品なのか?
1stのECLIPTICAが未だに最高傑作であり、2ndのSILENCEは前作の路線のままで名作とは言い難く、3rdのWINTERHEART'S GUILDでは緩急を付けることにより傑作(と私は思っている)となったが、4thのRECKONING NIGHTに至っては疾走感が無くなるばかりか音質の低下という致命的なミスをした。
そこで迎えたのがこの5thのUNIAである。
楽曲の質は明らかに低下し、演奏も単調になり何も心に響いてくるものがなく、加えて軽く緩慢な一本調子のドラミングが更に足を引っ張っている。
今回は、シンフォニックな要素を加えているようだが、何をしたいのかが全然伝わって来ず、バンドの方向性も定まっていない現状では10年早い。
しかし、作曲能力のポテンシャルの高さの片鱗はまだ見ることが出来る。
もう一度原点に立ち返って、なぜ自らの作品がファンに支持されたのか、ファンは何を待ち望んでいるかを考えて、次作に取り組んでくれることを切望する。
私のCDライブラリーの中では、未だにSONATA ARCTICAが上位にあり、その分期待も大きいのである。
次作を待つ。
なにかが足りない
★★★☆☆
素晴らしい演奏を聞かせてくれる才能あるバンドなんだけどCD聞いてもDVD見ても何かガツンと来る物がない気がしますヨーロッパにはせっかくいいバンドが沢山いるのにプロデュースする力が足りないのでしょうか。
駄目だ…ついていけない
★★☆☆☆
トレードマークだったスピードメタルを敢えて排除した意欲的なアルバム。
元々SONATAはミドル / スローテンポの曲も魅力的なバンドだったので今作にもいつも通り高い期待を寄せていたのだが…。
オペラやプログレメタルの手法をふんだんに採り入れた方向性自体はツボだったのだが、いかんせん今回は曲が独り善がり過ぎた。
曲構成の複雑化に力を注ぎ過ぎている割に展開が物凄く単調で、曲が全く耳に馴染んでこない。
何度も頑張って聴きこんだつもりだが、結局大半の曲の輪郭を掴めないままギブアップ。
次回作でリベンジ切望。
なかなか〇
★★★★☆
速さからの脱却。メロディに重点を置いたアルバム。だから心地がいい曲が目立つのもあれば、トニーの言う通り難解で1回聴いただけじゃピンとこないのもある。だがドラマティックな曲展開でクイーンからインスピレーションを取り入れてるのもわかる。ソナタが芯から好きな人は好きになれると思う。前作より一段と音が良い。ソナタアークティカの重要作。
でも、ちょっと極端な曲構成なんだよなぁ。そこは次回作以降に期待ってことで。
キーボードとソナタ節
★★★★★
ソナタ節。
以前のような疾走曲はなりをひそめ
スロー〜ミドルテンポ主体のアルバム。
疾走感を求める人には正直不満が残るだろう。
ただ、少し聴くだけで「ソナタだ。」とわかるのは
やはりSonata Arctica独特の雰囲気があるからなのは間違いない。
否定的な意見が多いが、方向性はこれで良いと思う。
「疾走曲がないからダメだ」と言ってしまうのはいかがなものか。
疾走曲、美メロを追求したグループは他にいくらでもある。
疾走感だけを求めるならその他のグループの楽曲を聴くべきでは。
1st 2ndが名盤なのは言うまでもないが、一番らしさが出ているのは
このアルバムなのでは、、、と思ってやまない。
もちろん疾走曲を否定するわけではない。
私も2ndアルバムを聴いて嵌った人間の一人である。