伊能忠敬がこの小説の中でこれでもかこれでもかと次から次へと事件が起きそれを「臆病に」解決していき、又は理解者、協力者の手助けで危機を切り抜けそれが又幸いとなっていく、息を注がせる間もなく展開される筋書きには作者の天才的な発想に驚かせられます。ただ終わりが中途半端になっており続編の執筆が待たせられます。