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ゼア・アンド・バック

価格: ¥1,785
カテゴリ: CD
ブランド: Sony Music Direct
Amazon.co.jpで確認
少し辛口評価ですが… ★★★☆☆
ジェフ・ベックに何を求めるかでこのアルバムの評価は変わると思います。 当時、巷を席巻していたフュージョン・サウンドという観点からは楽曲のコマーシャルさも含め及第点以上の出来だと思います。ただ、ブロウ・バイ・ブロウで実現したAOR的テイストやワイアードで実現したファンキーさなど、そもそも「ロック・ミュージシャン」であるベックの成長と変化を期待していた同時は、相当肩すかしを食ったことを記憶しています。 そんな30年前の苦い記憶を無視して改めて聞き直してみても残念ながら前2作やこの後のギター・ショップの素晴らしい出来と比べると…。 何よりもベック本人のノリが悪い。ベックの持ち味は「ギリギリの危なっかしさ」とか「一発採りの緊張感」だと思いますが、本アルバムは「間違えずに弾けました」感があり、それがドライブ観を削いでいるんじゃないかと感じます。 本アルバムに併せて行われた来日ツアー(確か日本武道館)にも行きましたが、初っぱなのスター・サイクルでテーマの入り口を間違えたりとズッコケまくり。多分、ベックは拍数を数えるとか、そんな器用なことは向いてないんだと思います。 という訳で、ベックを「神」と崇める私としてもこのアルバムのみ辛口な評価となってしまっています。
フュージョン期の集大成的・大名盤!!! ★★★★★
 1980年、Jeff Beckのアルバムです。
 
 「Blow by Blow」「Wired」は、世間的にも名盤との評価をよく耳にするのですが、
この「There and Back」は、あまり評判を聞かないですし、シンプルなジャケットに地味な印象を持つ人も多いと思います。
 
 が、このアルバムは、はっきり言って、「すんばらしい!!!」です。
 Jeffの熱いギター、叙情的なギターが満載、
各曲での質が極めて高く、聴きやすいメロディーが多いです。
 また、
G, Key, Drの各楽器の「押し・引き」といったバランス面も、素晴らしいです。
 特にLive向けの楽曲が多く、tr. 1,3,4,5,7 etcは、Liveでの重要なレパートリーとなる名曲です。

 これまでの、フュージョン期の集大成的なアルバムです。
(Jeffのギターについては、これまでと比較して、特に新しい試みはありません。。。これが名盤として挙げられない理由では?)

 演奏は、
Jeff Beck (G), Jan Hammer (Key, Dr), Simon Phillips (Dr), Tony Hymas (Key), Mo Foster (B) です。

 「Jeff Beckファン」なら、マストなアルバムです。
 「Blow by Blow」「Wired」「Live Wire」が好きな人には、絶対オススメです。

 また、先述のとおり聴きやすいアルバムなので、「Jeff Beck初心者」にも、Good!なアルバムだと思います。
 「フュージョン系は、あまり聴いたことがない、なじみが無い」という人には、
特に、このアルバムをオススメしたいです。
過渡期的な作品とも言えるが・・・ ★★★★★
80年発表。前半3曲をヤン・ハマー(k)、以降を後の片腕となるトニー・ハイマス(k) が参加するという、メンバー的な意味では過渡期的な作品だが、ベックに過渡期などはないだろう。リズム隊はサイモン・フィリップス(dr)、モ・フォスター(b)となっており、役者としも十分に機能する素晴しいメンバーである。前作からかなりの間隔が空いているのはヤン・ハマー周辺のメンバーとの人間関係の縺れが原因となってベック自身が沈黙してしまったという話が有力だが、本作発表の前にはスタンリー・クラークの作品に客演し、それをきっかけにしてクラークを含むトリオでのツアーなども行なわれている。しかしながら本作に彼の名前が全くないところを見るとやはり人間関係の縺れでアルバムの製作が進まなかったのだろうと思う。ヤン参加の3曲も78年録音のものだし、メンバーの固定に苦しんでの苦肉の策とも思える。だからと言って本作の出来が悪かろうわけもなく、フュージョン路線インスト3部作の最終章としてもなかなか味わい深い仕上がりである。
1.はテクノ的なシーケンスを加えたフュージョン。ベースとベードラの絡みが非常に刺激的であり、全体的にもかなり洗練された仕上がり。文句なしの名曲だ。2.はメロウなフュージョン。非常にメロディアスで美しい曲であり、ヤン・ハマーの代表曲の一つと言えると思う。オクターヴを駆使したシンセ・ベース?のフレーズが印象的であり、こういう曲はベックの作品では極めて珍しいため、この曲だけはぜひとも聞いてもらいたい隠れた逸品。トニーの方の参加曲は、演奏面ではやや地味だが、やはり5.や7.のような名曲を含み、楽曲的な遜色は全くない。とにかく本作は楽曲ありきの仕上がりであり、やや荒々しさにかけるが、メロディアスな曲が多いのが特徴。
いい曲しかありません。 ★★★★★
このアルバムはジェフのアルバムの中でも1、2を争うほどメロディーがよく、そして完成されています。すごく聴きやすいので、ジェフのアルバムをどれから聴いたらよいか分からない人はこのアルバムから聴くとよいでしょう。そして次にワイアード、ギターショップに行ってください。それからブロウバイブロウに行きます。テクノ路線のアルバムは最後に聴きましょう。ちなみにライヴベックは、かなりの衝撃をうけること確実です。
彼等の“知性”を感じてください ★★★★★
¥名作“Blow by Blow ”と“Wired”の陰に隠れ、やや地味な存在ですが
ジェフ・ベックの多くの作品の中でも“知性”“品位”を感じる1枚です。
冒頭のスター・サイクル以外、ほとんどの曲のリズム隊は
同時期にMSGのデビュー作でも活躍したサイモン・フィリップス&モ・フォスター。
特にドラムのサイモン・フィリップスのスパイスが効果的だと思います。
思えば、ジェフを支えてきたドラマー達
(コージー、カーマイン、リチャード、ナラダ・マイケル、テリーetc.)
全てが名手ぞろいなのです。
そんな中で最もJEFFに相応しかったのは、サイモン・フィリップスであったとも思います。
程よい数の“オカズ”の入れ方には曲の端々で唸らせられます。
決して目立ちすぎず、ジェフの邪魔をしないところに彼の超一流の香りを感じます。
もちろん、そんなサイモンの才能を見出し、使いこなしているジェフはさすがです。