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ブロウ・バイ・ブロウ

価格: ¥1,785
カテゴリ: CD
ブランド: Sony Music Direct
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ヤンハマー嫌いにはコレ ★★★★★
ベックのフル・インストルメンタル・アルバムの中で最もブルージーさが際立つ傑作。 ベックのインストは、基本的には昔から変わらす上手で、速いパッセージならジェフズ・ブギー、メロウな曲ではディフィニット・メィ・ビーなど本人のポテンシャルは普遍だったと思います。ただ、このアルバムのように、ベックのその才能に着目して曲やバック・ミュージシャンをキチンと固めて演ったことに意義は大きく、そのまま以後のベックのスタイルを決定づけた素晴らしい作品に仕上がっています。 スティービー・ワンダー作曲の「哀しみの恋人たち」、文字通り精神錯乱状態をうまく表現した「スキャッター・ブレイン」、ウォーキング・ベースが印象的な「フリーウェイ・ジャム」など佳曲が目白押しです。 スタイルを変える際に「傑作」が生まれるのは他のミュージシャンでも枚挙にいとまがなく、例えば、マイルスのカインド・オブ・ブルーもそうです。以前からのスタイルと新しい試みがギリギリの線で折り合いをつける緊張感。これはスタイルの変更が認められた後(ワイアード以降)では味わえない抑圧された緊張感を漂わせています。 次作のワイアードと本作は甲乙つけ難いですが、両者のキャラクターの差異を決定付けているのはキーボード。本作のマックス・ミドルトンがアルバム全体のテイストを限りなくブルージーなものとしています。「良し悪し」よりも「好き嫌い」の問題ですがヤン・ハマーにやや違和感を感じる私としては、次作よりも本作の方に軍配をあげたいと思います。
「ギター・インストという新境地」にして、「永遠の大名盤」!!! ★★★★★
 1975年、Jeff Beckのアルバムです。

 Beck, Bogert & Appice解散後にリリースされた作品で、全編ギターインストになっています。

 当時、インスト作品というと、
MAHAVISHNU ORCHESTRAや、RETURN TO FOREVERなどが、
JazzフィールドからRockフィールドへ、アプローチする「クロスオーヴァー音楽(今でいう、フュージョン)」をやっていました。
 これに、反応するかのように、
Jeff Beckは、名手・George Martinをプロデューサーに迎え、
RockフィールドからJazzフィールドへ、アプローチしたのが、「Blow by Blow」です。

 Rockフィールドでのギターインスト作品としては、(実質)ロック史上初となりますが、
名曲・名演がズラリ!、全米4位を獲得しました。
 Jeffの代表曲とも言える、
tr. 6 "Cause We've Ended as Lovers"、tr. 5 "Scatterbrain" etcの他、
今でもLiveで演奏されることが多い、tr. 8 "Freeway Jam" etcが収録されています。

 演奏は、
Jeff Beck (G), Max Middleton (Key), Phil Chenn (B), Richard Bailey (Dr, Percussion) です。

 このアルバムは、「Jeff Beckの代表作」であり、「Rockの歴史・ギターの歴史の1ページ」です。
 「Jeff Beckファン」「Rockファン」「ギタリスト」etcは、マストCDです。
 「Jeff Beck初心者」「R&Bやファンクが好きな人」「70's Fusion・ファン」にも、オススメです。

 Rockフィールドから、このアルバムを初めて聴く人は、
70'sのStevie Wonderを合わせて聴くと、入りやすいと思います。
音楽音痴にはわからぬ名作 ★★★★★
ジェフのデビューから現在までを大きく2つに分けてしまうと、ジェフ・ベック・グループとしての前期(ボーカル物中心)、ソロ名義の後期(インスト中心)になりますが(大きく分け過ぎ)本作はそのインスト物になっての最初の作品。最初から完成品を作ってしまった為に以後、ブロウ・バイ・ブロウの呪縛から逃れられずにいるような気さえします。当時ジョン・マクラフリンからインスパイァを受け本作が誕生したと思われますが、そんな事はどうでもいいぐらいロックギターによる表現力が素晴らしく、ジミー・ペイジに教科書と言われる程の評価を得ます。以後の作品も素晴らしい物は多いですが、本作には完成度からいって及ばない気がします。ジェフはハイアベレージヒッターではないと個人的に思うが(それほどの出来でない事もあるという事)本作は満塁場外ホームラン(隣町まで飛んでいったぐらい)の出来だ。参加ミュージシャンは他のレビューに記載されているので省くが、ギター、ベース、キーボード、ドラムと実に素晴らしい上に、ジョージ・マーティン(ビートルズのプロデューサーとして有名)アイデアのストリングスが絶妙な効果を上げている。とにかく素晴らしい。
端正な演奏によるフュージョン・アルバム ★★★★★
75年発表。ベック・ボガード&アピス解散後に発表されたソロ名義の作品。大御所ジョージ・マーティンのプロデュースも話題だが、ベック初めてのオール・インストの作品であり、その後の彼の作品の原点とも言える内容となっている。本作はファンクやフュージョンをベースにしているため、第二期のグループ名義の『ラフ・アンド・レディ』を押し進めたような作品と言えるかもしれないが、ロック的な無骨さがあったその作品に比べて、本作は非常に滑らかな演奏が聴かれ、いわゆるフュージョンと何ら遜色のない仕上がりになっている。その完成度の高さと前述の演奏の滑らかさから本作はベックの代表作とされていることが多く、それは同意するのだけど逆に言えばあまりにうまくまとまり過ぎており、やんちゃ坊主的な突拍子のないプレイはほとんどなく、彼らしさはやや薄い印象を受ける。ただし演奏は他の作品と明らかにはワン・ランク上のものであり、大業で驚かすのではなく、繊細で微妙なワビ・サビの効いた玄人好みのプレイを聞かせている。楽曲はインストとしては最上級のものが揃っており、普通のフュージョンよりは遥かに楽しめる。どちらにしてもお薦めの一枚であることには間違い無い。マーティンのブロデュース(本作では猛牛を懐柔する闘牛士のような) 作としても最高のものの一つだと思う。1.はファンクっぽい曲。変則っぽく聞こえるリズムにギターのカッティングが絡み、フュージョン・タッチのソロが登場する。2.はラテンっぽいアレンジとなっており、マックス・ミドルトンのエレピが印象的。原曲とは一味違った非常に明るくポップな曲に仕上がっている。薄ら登場するトーキング・モジュレーターは前作の延長線とも言えるかも。4.もファンク調のフュージョン。中盤でテンポが変わってムーディな曲に変化する。5.はマーティンらしいオーケストラが絶妙なバランスで導入された曲。微妙なソウル風味が聴いていて美味。
濃い ★★★★★
当時ギターやっていなかった私が手に取り、それでも衝撃だった今作。
評判通りの傑作だと太鼓判を押せます。
中学時代に終了した、私が好きだったラジオ番組「City Night Law」の挿入曲にも一部のものが使われていて喜んだ記憶があります。

人を選ぶというよりもインストを聴ける準備ができていない人にとっては無駄というだけの話。
「楽器演奏」というものに携わったり、そうでなくてもしっかりと耳を傾けることができない人にインストアルバムなど無用の長物。
これが無理な人は、方向性は違いますが、ジョー・サトリアーニやスティーヴ・ヴァイを聴いても駄目でしょう。
そういう人は素直に歌ものを聴いておきましょう。