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Wired

価格: ¥661
カテゴリ: CD
ブランド: Epic Records
Amazon.co.jpで確認
   ベックとドラムのナラダ・マイケル・ウォルデンとプロデューサーのジョージ・マーティンは、本作で力強いジャズ・ロックへの旅に乗りだし、激しい「Led Boots」や、はじけるR&B「Come Dancing」、素敵な「Blue Wind」(元マハビシュヌ・オーケストラのシンセサイザー奏者ヤン・ハマー作曲)を産み出した。マックス・ミドルトンは「Play with Me」ではファンキーなクラビネットを弾いている。また「Sophie」ではローズ・ピアノを弾き、そのまったく狂いのない音色と人の声のような抑揚で、彩りとリズミカルな切迫感をベックのやけどしそうなギタープレイに与えている。出世作となった『Blow by Blow』の1年後にリリースされた本作は、低調な瞬間もあるものの、全体的には前作よりさらに一歩熱くなっている。なかでも、チャールズ・ミンガス作曲の情感豊かな「Goodbye Pork Pie Hat」はリスナーの髪をなびかせるほどである。(James Rotondi ,Amazon.com)
ちょっと参考までに。 ★★★★☆
私の、ジェフ・ベックについての、また、音楽に関しての知識はそう深くも、広くもありませんが、年齢がちょうど、その頃中学生だった、ということで、良かったら、ひとつ参考にならせて下さい。確か、アルバム発売すこし後のインタヴューで、ベックさんは「このときは急に熱血モードになっちゃって、ガンガンやりたくてしょうがなかったんだ。ちょうどそこへ、ジョージ(マーチン)がスタジオへ現れて、『君は狂ってる。なにをやりたいかわからない。』とか言って帰ってしまったんだ。ヒャハハハ。」と、確か、このようなことを述べていました。私は、ビートルズの連中が、マーチン氏に隠れて、マリファナやらなにやらを隠れてしていたような、先生と悪ガキの絵を思い描いたのを記憶しているのですが、「そはなんと。」
前作との大きな隔たり ★★★☆☆
いやー皆さん絶賛ですね。でも私凡作だと思ってます。確実に小数派だと思いますが。

私は第2期とBLOW BY BLOW以外は評価しません。第1期は当時よくあったブルースロックでZEP聴いたら話になりませんし、本作以降のギターインスト路線は楽器経験者のみ対象ですから…

では何故前述3枚はOKかと言うと単純に楽曲が第一にあるからです。マックス絡みのこれらは黒っぽく、ベックは比較的前面に出ていません。それが逆にいいんです。試しにインストどうしと言う事でBLOW〜と本作を比較すると前者はクロスオーバー、後者はフュージョンと言えると思います。
BLOW〜の温かみのある、曲によっては腰にくるグルーヴは今でも時代を超越して聴けますが、本作のヤンハマーやナラダとの技のひけらかしは凄いと言うより恥ずかしく、古臭い。多くの識者がこの2枚を一緒くたにしていますが、実際には大きな差があると私は考えます。さあ皆さん私をボロクソにけなして下さい(笑)
「Jeff Beck」&「Jan Hammer, Narada Michael Walden」の核融合・大名盤!!! ★★★★★
 1976年、Jeff Beckのアルバムです。

 大名盤「Blow by Blow」の次のアルバムになりますが、
Producerが、引き続きGeorge Martinということもあり、「Blow by Blow」の音世界を引き継いでいます。

 そして、Jeffのギターは、より自由奔放・縦横無尽に駆け巡ります!
 Jazz Rock的な楽曲に、ロックのフィーリングを、強烈に打ち込んだような、
「音符面でも、フィーリングの面でも、素晴らしいギタープレイ」を、次々にビシバシと決めてくれます。
 
 また、この「Wired」の大きな特長が、Jan Hammer & Narada Michael Waldenの参加です。
 鬼才・Jan Hammerの繰り出す強烈なシンセ・フレーズ!
 Narada Michael Waldenのど迫力・超人的ドラミング!
。。。Jeff & Jan Hammer, Narada Michael Waldenの核融合みたいになってます。

 楽曲・演奏ともに、アルバム全編・聴き逃せないくらい「素晴らしい楽曲」「熱い演奏」です。
 Liveのセットリストに入る曲も多く収録されています。

 演奏は、
Jeff Beck (G), Jan Hammer (Key on tr. 1,2,5,7), Narada Michael Walden (Dr on tr. 1,2,6,7, Piano on tr. 8)
Max Middleton (Clavinette), Wilbur Bascomb (B), Richard Bailey (Dr)

 「Jeff Beckファン」「ギターインスト・ファン」「Jazz Rockファン」「70's Fusionファン」は、マストCDです。
 それに、幅広く「音楽ファン」に、オススメします。。。。奇跡的・大名盤です!!!

 また、「ギタリスト」「楽器を演奏する人」「ギターインスト・ファン」にとっては、
「『Blow by Blow』より、『Wired』の方が好まれるのでは?」と思います。
(結局、両方聴くことになりますけどね♪・笑)
Come Dancing が最高 ★★★★★
LP盤がすり切れるほどてか実際すり切れるまで聴き込んだ大学時代、ベストトラックはCome Dancing でした。必死でコピーしました。テクニック的にはそれほど難しいものではありませんが、こんなフレーズは絶対ベック以外ではあり得ません。リズム隊も絶対領域に達してます。

不器用な人だと思う。テクニック的にも。同年代のロックの「神たち」みたいに売れ線に走るでなし、このアルバムだってヤンにでかい顔されても平気、全く意に介さない。50を過ぎてなお独身、結婚歴さえない。あほか。

ギターしかできないイギリス人、イギリス人独特のはにかみが最高です。抜群のグルーブがあって、20世紀のレコードのベスト10に入る大傑作です。

最後のトラック、Love is green も大好きでした。メロディーはすべてコードをはずします。涙もんの美しさ。バイオリン奏法で最後の一音が終わると思わず心の中でつぶやきます。「神様」と。

アンプのノイズまでしっかり拾ったジョージ・マーティンもよくわかっている。ということで私としては星7つ。
ナラダ・マイケル・ウォルデン いまどこに? ★★★★★
メインのドラムはナラダ・マイケル・ウォルデン。う、うますぎる!
この人の存在はかのそうる透先生がラジオで紹介していた「尊敬するドラマー」の一人として知った。
リチャード・ベイリーとはまた違ったロックよりの迫力ある手数プレイにノックアウトされる。
ひっぱりだこのプロデューサーとして活躍していた彼。あるときTVで見ていたら一流ミュージシャン
勢揃いのミュージックショーの中、彼がドラムセットに座った途端に周囲ドン引きの手数おじさんに変身。
それも叩きながら満面の笑顔。なんなんだこの人は?
このアルバムではダントツに「Led Boots」がいい。
実はこの曲、かの菅沼幸三氏がいたプログレバンド「Black Page」のライブで初めて聴いたのです。
本家ナラダドラムに負けず劣らず変態手数プレイを連発してましたが、原曲はどんなんだと思ったら
こりゃまた凄かった。
ジェフ・ベックのこと一言も書かないでごめんなさい。