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L

価格: ¥3,059
カテゴリ: CD
ブランド: ポニーキャニオン
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ポップス ★★★★★
「暗い」とみなさんからのリビューを読んでいたのでニューウェーブ、ユーロビートが嫌いだった私は 購入を一番後回しにしていました。 しかし、この前作 eleven graphiti 程ポップではないにしてもわりかし明るい曲が目立ちました。後の Moon Stone の情感溢れる大人の男女の愛を描いた作品群よりもむしろ曲調は明るく、電子、電子した感はむしろエレクトリカルなサウンド総仕上げともいうべき ビッグ・クランチ!のほうがいい意味で目立ちました。確かに若干の90年代の音源という意味での古さは否めないもののそれも劇的なものでもなく、私のように改めて新しくファンになった方にはかなりおすすめです。 田島貴男氏が目指したものはやはり「ポップス」だったんですね。
電気ORIGINAL LOVEの魅力を知る傑作です ★★★★★
サイケデリックな音が右脳を刺激し、クールな恍惚感を覚えた作品です。けれど打ち込み電子音が入っても、OLではデジタル特有の無機質さよりむしろ人間味の方が引き立つように私は感じてしまいました。それはOLらしいJAZZ的アプローチと絡めてゆく曲もあるからでしょうし、また特に田島氏の声の求心力がデジタルサウンドさえも飲み込んでしまうほどだから、というように感じます。デジタルと並ぶからこそ彼の声の心地よさが際立つのかもしれません(物理学で言う1/fのゆらぎのようなもの?)。だから最初に述べたサイケデリックさが思い切り腕を伸ばしても、心配なく面白さを感じますし、作品が高いレベルで結実しているように思えます。POPSであり前衛芸術的であるといえるほどの傑作さじゃないでしょうかこの『L』は。

各曲は作品カラーで貫徹されており、OLでは当たり前ですが捨て曲なし。どの曲も素敵です。スピード感をもって流れ出す「水の音楽」は普遍的にかっこいい展開・構成、サウンドとなっており、10年後の今も全くカッコイイ。この曲こそ上で述べたデジタルとアナログの融合の中にみつける気持ちよさの代表格です。音がしなやかに滑り込んでゆくダイナミズムの先に、美しさや激しさという官能的側面まで飛び込んでゆくような感覚でした。是非チェックしていただきたいと思います。
不思議なアルバム ★★★★★
 今までのイメージでは聞けないアルバムだと思う。実際にこのアルバムリリースのライブに行ったが、驚いた。。
 宅録がベースになっている作品であり、前作の「イレブングラフィティー」の実験的なことをここで発揮してると思う。
 しかし、あまりの変貌に売り上げは落ちてしまったけど、田島貴男のライブパフォーマンスはこの「L」リリースのライブが現在のライブパフォーマンスに繋がると思う。
 ここから、「ロック」というキーワードが出てきたわけで、「大車輪」「インソムニア」でもう1つのOLが聞ける。
 当時はこればっかり聞いていたが、OLの行く末がとても心配だったのを思い出す。。
水底へ差し込む光 ★★★★★
「L」は時代の曲がり角という意味。実はその「形」から取られたそうだ。前作では実験状態だった機材の使い方もこなれてきて、図らずも?この時代(90年代末)の閉塞感を効果的に表現している。

この時期はツアーも減り売上も減り、客観的に見て田島自身の「凋落」の底辺の時期でもあった。ありていに言えば「どん底」の時期だ。しかし、その位置だからこそ見える「光」が見えるアルバムでもある。

とくに「水の音楽」は田島貴男の乾坤一擲の大傑作。湧き水がちょろちょろと吹きだすところから、濁流のように轟々と流れるさままで、音楽だけで水の質感がすべて表現されている。しかし表現のための音楽(たとえばスメタナの「モルダウ」みたいな)なのではなく、あくまでも「ポップス」なのだ。なにもかも剥ぎ取られ、剥き出しになったところからこれほどの曲を生み出せるとは。これこそが彼の「才能」の真髄なのだろう。この曲を聴くためだけにでも、このアルバムをきいて欲しい。

急かされた音 ★★★☆☆
自意識過剰な歌詞、ベックのまねやテクノ調の曲は今となっては少し古い感じがする。

でも高校生の当時かなり聞いていたし、オリジナルラヴだけあってコードやメロディーの展開は良い。水の音楽はかっこ良かった。