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Summer Teeth

価格: ¥662
カテゴリ: CD
ブランド: Reprise / Wea
Amazon.co.jpで確認
ウィルコの事実上のリーダー、ジェフ・トゥイーディーは多彩な過去を誇っている。例えば、尊敬され(そして多分運も尽きていた)アンクル・テュペロの一員としてミニットメンの創始者、故D.ブーンに捧げるペイントピーラーを書いたり、1998年の『Mermaid Avenue』ではウッディ・ガスリーの歌詞を悲しげに歌ったりもした。ところがウィルコの『Summer Teeth』は、トゥイーディーのギクシャクしたポスト・パンクの強烈さの片鱗も見せなければ、昔の彼にありがちだった土地に根ざしたルーツ感覚も見られない。その代わりにこの多層のアルバムは、弾むようなコーラスとシンセサイザーをメロディにかぶせるなど、グループを挙げてヴォーカルをバックアップする、ギター重視のイギリスポップにまで手を広げている。これらの曲はオーケストラ・プランに陰影をつけたように響き、その演奏はアレックス・チルトンとビッグ・スターやキンクス、それに遠回しにではあるがウィルコのデビューアルバムの『A.M.』にも拠り所を求めている。We're Just Friends と Via Chicagoはバラードの公式に調和の取れたひねりを加えるためのものだ。特に後者は、出だしの「昨夜もあなたを殺す夢を見た それでいいんだという気がした」というくだりが「Mermaid Avenue』のCalifornia Starsを思い起こさせる。そういうわけで、必ずしも元気が出るようなアルバムではないが、ほんの15曲の中に驚きが詰まっている。 --Andrew Bartlett
こういうアルバムを「傑作」と呼ぶ ★★★★★
これが本物のロック。

何たって完成度がハンパないんだから。

まだ手つけてない人、お教えします。

これこそが「名盤」というものなんだよ。
これが20万枚しか売れていないのは何かの間違いではないか ★★★★★
1999年3月に出されたウィルコの3枚目。個人的にはまったく無駄曲のない、大傑作アルバム。しかし、その中でも特に「ア・ショット・イン・ザ・アーム」や「アイム・オールウェイス・イン・ラブ」、「ナッシングスエバーゴナスタンドインマイウェイ」、「ヴィア・シカゴ」などの楽曲は素晴らしい。アメリカの『レディオヘッド』という形容が、大袈裟ではないことがこのアルバムを聴くと理解できる。その演奏力の確かさ、優れた楽曲、凝った編曲、そしてどこかユーモラスが漂いながらも知的な歌詞。このアルバムが2010年現時点でまだ20万枚しか売れていないのは、何かの間違いではないだろうか。世間的セールスと音楽の素晴らしさが必ずしも相関していないことを示すようなアルバムである。ロック好きであるなら、間違いなく必聴のアルバムだと思う。
A+ ★★★★★
Wilcoの作品を語る際にジムオルークは外せない。ただ、彼は完璧主義者であり音に対して執着しすぎるきらいがあるのも事実。このアルバムはWilco without Jimなアルバム。音響的な面白さはないが、アメリカンルーツロックに該当する燻し銀的な歌モノアルバムになっている。#4 We're Just Friends、#8 How to Fight Lonelinessがメロディライン際立つキートラック。ここにある楽曲群は極めてアメリカ的で、社会の諸相を乾いたギターコンポジションが描き出している。メインストリームに本来ある音楽だが、残念ながら彼らはオルタナティヴロック、オルタナティヴカントリーなどというサブジャンルに強引に押し込まれている。アイデンティティやルーツを感じさせない漂白ポップソングがアメリカでは主流だからだ。更なる飛躍が期待される素晴らしいバンド。
生きててよかった(笑) ★★★★★
自分はウィルコというバンドに惹かれた。難しいことはよく解らないけど、音楽とはこれだという感じです(笑)今何か自分に足りないと思うなら、それはウィルコではないでしょーか?
オルタナ・カントリーよりはロック・ポップ寄り ★★★★★
 
 電子的な音やメランコリックな曲調が多い昨今のミュージックシーンで、
数少ない、爽快なロックを聴かせてくれるWilcoの3rdアルバム。
 
 以前のアルバムよりも、カントリー色は影を潜め、ポップな印象を受けました。
個人的には、これまでも(オルタナティブとは付くものの)カントリー色が全曲にあるわけではないし、
特に好きな曲はかなりロックの色が濃く感じるので、
オルタナティブ・カントリーと呼ばれるのには違和感があります。
そもそもアメリカンロックのルーツにはカントリーミュージックも含まれるのだし。
バンジョーやスチールギターを使ってるだけでカントリーと呼ばれてるのでは?!と思ってしまうほどです。
 
 なぜ、こんなことを長々と申し上げるかといいますと、
「カントリー」と聞いて、Wilcoを聴かないでいた自分の後悔からです!
「暖か味がある」「土の匂いがする」と言う意味では、カントリーというのは便利な表現だと思いますが、
Wilcoのセンスの良さは、決してカントリーに直結するものではないと思います。
特にこのアルバムは、その傾向が強く表われています。

 WallflowersやJayhawksがお好きな方は、気に入るのではないでしょうか。