キーンのデビュー・アルバム『Hopes & Fears』は、たぶん多くの点でコールドプレイと比較されることになるだろう。まず、インディ・レーベルのフィアース・パンダに見出されたという点が両者共通しており、キーンはここからシングル「Everybody's Changing」をリリースした。そして、キャッチーで心温まるインディ・ポップをヒットさせていること、すべての曲が陶酔的なヴァースと高らかなコーラスを特徴としていることも共通点だ。ただし、コールドプレイやトラヴィスのファンが喜びそうな音楽であることは間違いないが、キーンはもう少しデリケートなサウンドを生み出すことに成功した。その秘密を探れば、異色の楽器編成にたどり着く。ギターの代わりに、この3人組はピアノを使うのだ。
その最良の部分において、本作は『The Bends』をリリースした頃のレディオヘッドを連想させる。ヴォーカルを担当するトム・チャップリンの声は、クリス・マーティンのかすれた涙声よりトム・ヨークのファルセットに近い。ヒット・シングルとなった「Somewhere Only We Know」を始めとするトラックで、キーンは持ち前の無駄のないサウンドに、壮大で感動的な調べをどうにかねじ込んでいる(これはプロデュースの優秀さに負うところが大きい)。全12トラックを通して聴くと、ジワジワと攻めてくるメランコリーにうっとうしさを感じる部分もあり、もう少し茶目っ気があってもいいのにという気がする。しかし、その点を差し引いても、この『Hopes & Fears』が注目に値する1枚であることに変わりはない。明るい将来を約束された若手バンドによる、驚くほど成熟したデビュー・アルバムだ。(Robert Burrow, Amazon.co.uk)
感動・・・
★★★★★
買って正解でした 彼らの音楽にうっとり癒されます。
「some where only we know」は僕の中で一番好きな曲です 何度聞いても切ない
その他の曲も美しくて良い曲ばかりで捨て曲がないです とても良いバンドです。
抜群のセンス
★★★★★
洋楽は同じような曲ばかり…の印象が強かったが、ここまで変化に富んだアルバムはここ数年聞いたことがなかった。ほぼ全ての曲が底抜けにメロディアスで、それでいてポップだ。
個人的には、トラック1・4・7・9・13が特に気に入っている。
音の美しさを追求したアルバム
★★★★★
「心臓が止まるほど美しい」と言われているとおり、
本当にどの曲もメロディが美しく、またボーカルの
声も非常に美しいです。聴いていると心が安らぐの
を感じます。
コールドプレイなどが好きな方は絶対に気に入るの
で買いです。
力を抜いて目をつむって聴こう
★★★★★
聴いていると心にじわ~っと染みわたっていくようなとても美しいサウンド。ヴォーカルの声は高音で透き通っていてかつ力強く伸び・広がりがある。キーボードの音もとてもきれいで響きがよく、リズムのいいドラムスとあわせて、3ピースが見事にマッチして神秘的で壮大で美麗な楽曲を生み出している。
同じような感じの曲が多いかもしれないが、どれもいい。悲しいとき、いらいらしているとき、心的に疲れているときなどに聴きたい。このアルバムに入っている音楽は心をやさしく包み込んで、落ち着かせてくれる。心を癒してくれるのだ。
心地良いメロディ・・・
★★★★★
UK出身でヴォーカル、ピアノ、ドラムという珍しい編成のギターレスバンドである。ヴォーカルのトムの歌声は柔らかくて力強く、ピアノがこのバンドのメインであるので曲もシンプルで美しいものが多い。
とにかく耳に訴えかけてくるようなメロディではなく、優しく語りかけてくるような心地良いメロディを持った希有なバンドである。
発売されて一年以上経つが、未だにUKチャートの上位にランクし、ロングヒットになっている。
個人的に好きなトラックは1、5、10、11で特に10曲目から11曲目への流れが好きだ。
がつがつしたロックに疲れたらキーンを聞くといい。