濃密なグルーヴを描き出すリズム、男のロマンとせつなさと情けなさを凝縮した歌詞、そして、全身からフェロモンをまき散らしながらドライヴしていくボーカル。オリジナル・ラヴの11枚目のアルバムは、田島貴男のぶっとびまくった性格がそのまんま刻み込まれたような、熱くてエロいロックンロールがつめこまれた作品となった。これを聴いていると、エルヴィス・プレスリーの色気とマーク・ボランの華やかさと小林旭の豪快さがいっぺんに押し寄せてくるような感覚におそわれて、どうしようもなく高揚してしまう。矢野顕子、町田康、松本隆など、ゲスト陣も豪華。(森 朋之)
濃さを増しつつ洗練
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このアルバムは、当時聴いた時(2003年)、本当に感動しました。渋谷系、3大巨頭と呼ばれた初期を過ごし、その後は試行錯誤を繰り返してきたという印象がとても強かったし、実質ソロユニットからになってからも、やはり初期の輝きには勝っていない感じがしていたので、何か吹っ切れた感じの本作の抜けの良さは、本当にやってくれたって感じでした。もう渋谷系の影など微塵もないというのではなく、全て受け入れて、とにかくカッコイイ音楽作るよという姿勢をすごく感じます。もうジャケなんか、とても渋谷系なんて言えないほどの濃さで、これは大瀧秀治じゃないかとすら思いました。音のほうも、洗練度は実に高いものの、色を薄めるのではなく、逆にめちゃくちゃ濃くした感じです。才能のある人に全く迷いがないときの美しさみたいなものが、このアルバムには充満していて、これまでの試行錯誤があったからそこの、気持ちのよい自信みたいなものが漲っていると思います。
やっと聴けた!
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私は地方に住んでいるので大きなCDショップが無く、超メジャー級のアーチストでなければなかなか売っておらず、やっと聴けたという感動でいっぱいです。
最新アルバムが一番!
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「RAINBOW RACE」からずっと聞いてるけど、最新アルバムが一番いいっていうミュージシャンってあんまりいない。けど、OLは最新アルバムがいつもいい!
「踊る太陽」このアルバムはかっこいいです。「ふられた気持ち」のグルーヴのあるボーカルはすごい。しかも、ほとんどがテイク1だと言う。まさにライブ感覚なアルバムである。
男のロマンを感じさせます。何回聞いても飽きの来ない音作り。意外にもシンプルな構成にもかかわらず、サウンドの厚みを感じさせてくれる。
今の時点で一番好きなアルバムです。
飽きのこない最高のアルバム
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「ムーンストーン」からこのアルバムへの流れで、田島貴男の吹っ切れ感と男臭さを感じてもらえるはず。
お洒落なイメージから、音を壊していくような曲作りをしていったアルバムを経て、今回の田島という俺的曲の集まりができたのでは。「相棒」や「ブギー四回戦ボーイ」で声のグルーブを感じられて、今までのオリジナルラヴのイメージを払拭できると思います。
ほんとにイイよ
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ORIGINAL LOVEは結晶の時から聴き続けています。
渋谷系~テクノ~DJ等、天邪鬼チャレンジャーが今回も私の予想を裏切ってくれた痛快作です。今までのアルバムの中で一番長くカーコンポに居座り続けています。まだまだ記録を更新しそうだね。