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北朝鮮を知りすぎた医者 国境からの報告 (Diary of a mad place (Part2))

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: 草思社
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   ドイツ緊急医師団のメンバーである著者は、北朝鮮・黄海南道で援助医療活動を始めた1999年7月、同地の病院で重度のやけどを負った患者に皮膚を提供し、外国人として初の「友好メダル」を贈られる。自由通行証ともいうべき「お札」を手にした著者は、大胆にも北朝鮮の秘密領域に入り込んでいく。そして、ここには「2つの世界」、すなわち「軍の幹部と党のエリートたちの世界」と「それ以外の人々が住む生き地獄」があることを、皮膚感覚で見てしまう。このため北朝鮮当局は「民族を超えて崇高な精神を示した」昨日までの友人に「破壊活動分子」のレッテルを貼り国外追放する。本書は、著者が追放される2000年12月まで18か月の記録「Diary of a Mad Place(狂った土地の日記)」と、日本人読者のために書き下ろした続編「国境からの報告」からなる詳細な北朝鮮レポートである。

   著者が北朝鮮でまず目にしたのは、大都市の病院でさえ必要な器具と薬品を備えていない悲惨さだった。やけどを負った患者のために提供を申し出た著者の皮膚も、メスではなく安全カミソリで剥脱された。麻酔薬も満足に使えない状況下で行われる手術がどんなものか、想像するだに身の毛がよだつ。しかし、北朝鮮の悲惨さはすでに世界中が知っていることだ。著者が報告するのは、そんな月並みなことではない。救援物資を扱う「水害対策委員会」の幹部が肥え太り、「朝鮮における飢餓に関する」国際会議に出される豪華なビュッフェ、国際的要人たちを迎えたレセプションに出される豪勢な晩餐、国際機関スタッフのマレーシアでの「休暇」やパリの一流ホテルの宿泊代が必要経費に計上されているという「人道的援助」の実態である。「援助活動において問題なのは、朝鮮の人間ではない、外国人なのだ」。著者は「生き地獄」の外で飽食する国際機関と北朝鮮の体制を告発する。その一方で、極限状況を生きる人々の「忍耐力、その持続力、ねばり強さ」について、深い感動をもって話してくれる。おぞましいけれど、人間の素晴しさも伝わってくる報告書である。(伊藤延司)

北朝鮮民衆を救ふのは誰か? ★★★★★
 この本の182ページから183ページにこんな記述が有る。著者が、北朝鮮で目撃した北朝鮮民衆の悲惨な現実を韓国と日本で手記として発表した直後の事である。(以下引用)−−ソウルで入念に準備をしてから五月の上旬に東京に向かう。脅迫電話(北朝鮮について<嘘>ばかりついているようだが、家族のことが心配ではないのかというようなものが多かった)はひんぱんにあり、韓国のジャーナリストや政治家からも露骨に脅されたが、日本に行くことにした。日本に着いてすぐに気がついたのは、なにもかもがきちんと正確に準備されていたことだった。すべてのインタビューや記者会見が出版社によって細かな点まで計画されており、またジャーナリスト側も非常によく準備をしていただけでなく、大きな関心を示した。韓国で失望したあとだけにたいへんに嬉しかった。(中略)出席した日本の新聞や雑誌の記者、そしてテレビ局の記者たちも、たんに熱心だっただけではなく、この北朝鮮の人権問題に心から関心をもっているように思われた。あの虐げられた民族への本当の援助は、日本から始まるのではないだろうか。(本書182〜183ページより)
 フォラツェン氏のこの回想を、韓国人や在日韓国・朝鮮人は、どう読むだろうか?フォラツェン氏が、北朝鮮民衆の窮状を訴えても、韓国人は冷たく、氏の言葉に真摯に耳を傾けたのは日本人だったと、述べて居るのである。−−フォラツェン氏は、北朝鮮の民衆を救ふのは、日本ではないか?と書いて居るのである。−−韓国人は、恥ずかしくないのだろうか?

(西岡昌紀・内科医/横田めぐみさんが拉致されて30年目の日に)
北朝鮮を巡る各国・活動の思惑 ★★★☆☆
前作の「åŒ-朝鮮ã‚'知りすぎた医è€...」ではè'-è€...のåŒ-朝鮮での医療æ'»å‹•ï¼ˆãã-て次第にæ¯"重ã‚'高めていくå¤-交æ'»å‹•ï¼‰ã‚'中心に記述されていまã-たが、今回の「国境からの報å'Šã€ã¯åŒ-朝鮮追æ"¾å¾Œã®ä¸­æœå›½å¢ƒãƒ»ã‚½ã‚¦ãƒ«ãƒ»ãƒãƒ³ã‚³ã‚¯ãƒ»ãƒ‹ãƒ¥ãƒ¼ãƒ¨ãƒ¼ã‚¯ãƒ»æ±äº¬ã¨ã„った各国でのæ'»å‹•ã‚'中心に記述されています。

特に印象に残ったのはéŸ"国でのæ'»å‹•ã§ã™ã€‚

マスコミから太陽æ"¿ç­-ã‚'賛美するように強要され、æ‹'絶するとå-り上ã'られなくなったã"と。最もé-¢å¿ƒã‚'寄せるかと考えていた同æ-ã®éŸ"国でã"そ最も反応が冷たかったã"と。éŸ"国ではåŒ-朝鮮の現状について国æ°'に知らされていない(見て見ぬふりã‚'する)現状。å'½ã‚'かã'一æ-ã‚'捨ててまで亡å'½ã-てåŒ-朝鮮の現状の黄長(火華)氏も最è¿'はソウルで軟禁中(é"理でå...¨ãæ¶ˆæ¯ãŒä¼ãˆã‚‰ã‚Œãªã„わã'ã! !!)。太陽æ"¿ç­-はæ-¢ã«è¡Œãè©°ã¾ã£ã¦ã„るのは明らかである。

ただ、前作同様æ-‡ç« ã¯èª­ã¿ã«ãã„。
章立ては時系åˆ-からå†...容別になったので理解はã-やすくなったが、åŒ-朝鮮滞在中の記述は前作との重複も目立つ。

ã-かã-、éŸ"国ともæ-¥æœ¬ã¨ã‚‚ã-がらみã‚'持たないため、åŒ-朝鮮のぐるæ'»å‹•ã®å®Ÿæ...‹ã‚'率ç›'に描くã"とのできたã"の書はなかなか面白い。

åŒ-朝鮮それ自ä½"についてというより、åŒ-朝鮮ã‚'巡る種ã€...のæ'»å‹•ã‚'知るための書であると思う。
ã"の書の売り上ã'はè'-è€...のæ'»å‹•ã®è³‡é‡'の一部になるとか。どうも資é‡'があまり潤沢でないようなのでã"の書ã‚'買ってæ'»å‹•ã®æ"¯æ'ã‚'するのもまたよいかも。

ショックでした ★★★★★
この本を読んで、作り上げられた見せかけだけの街とその現状におどろき、
貧困と飢餓にあえぐ人々の生活、収容所での恐ろしい現実の想像を絶する
内容にショックと恐怖で愕然としました。
こんなことが現実に、今も起こっている出来事なのだと思うと身がすくむ思いがします。
私自身、不勉強で政治や世界情勢にうといのですが、

ニュースを見ていて疑問だった点の多くがこの本を読んで理解できました。

「知る」ということの重要さを感じました。
是非多くの方にこの本を読んで、知ってもらいたいと思いました。

映画のような国家 ★★★★☆
 この本を読んだ感想です。近代的な町並み、それは映画のセットだった。いくつものビルの中にはエレベータがない。あっても止まっている。片側6車線もの道路。でも、車は走っていない。特に夜ともなると、街は、真っ暗闇。そこをヘッドライトも灯さずに走り抜ける車だけ。

 公式訪問をした外国人はこの映画のセットで華やかに演じる人々を見させられるだけ、実際、その裏側はつぎはぎだらけの世界。そんな国の実態が書かれています。

 この本を読むとまるで、映画の世界のように思えてきます。一般の国民は一部の人々が決めたシナリオに従って一字一句まちがえずに台本を読み演じる俳優そのものです。もしセリフを間違えたり演技を変えれば、即刻、別世界へと連れ去られるそうです。