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「A」撮影日誌―オウム施設で過ごした13カ月

価格: ¥2,100
カテゴリ: 単行本
ブランド: 現代書館
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やっぱり自分も偏見だらけ ★★★★★
とても特殊な立場からこの著者は「オウム」をドキュメンタリー化した。

極悪最悪の犯罪を犯したオウムと、その犯罪の後処理に追われる末端信者(と呼んでも差し支えないはず)この間にどんな共通点・相違点があるのか、それを知りたくてこの本を読んだ。・・・つもりだったが、自分が「奇妙で異常なオウム」を期待して、興味本位で読んでいることに途中で気づいた。

出てくる内容は、期待した「異常なオウム」からはほど遠く、やっぱり自分も冷静なつもりでいながら、偏見のかたまりであり、マスコミの流す面白おかしく編集された情報という色眼鏡で見ていることに気づいた。世の中を分かってるつもりになっていた事を恥ずかしく思わせてくれたので、読む価値はあったと思う。

しかし、犯罪を犯したオウムと、末端の信者をすっぱり分けて考えることはこの本を読み終わった後でも出来ない。自分もたいしたことない。

この本こそ読むべき! ★★★★★
人生の中で忘れられない程のインパクトを受ける本はそうそう何十冊もない。
この本は、少なくとも私の中では一生忘れる事の出来ない、
そんな一冊となった。
これほど自分の生き方を考えさせられ、
これほどまでに泣いた本は他にない。
この本が、私を変えた。
★★★★★
この本を読んだときため息が漏れた。オウム真理教と日本の社会の狭間がどこにあるのか、読みながらつい問わずにはいられない衝動に駆られてしまった一冊。そして、この本はドキュメンタリー作りに対する考え方もいろいろと学ぶ事ができた。