話し言葉ですんなり読めます。
★★★★★
はかせと子ども達の会話で展開される物語は、とても読みやすかったです。
ファラデーが育った時代の背景も描写されていて、そのころにこんな偉大な化学者が育っていく過程が物語のように展開され、生い立ちやどんな実験をしたかが頭の中にストーリー展開されていきます。
前書きに、著者の板倉(いたくら)さんのルビの「く」が「ず」と矢印で書いてあったりして、著者の「気を楽にして読んでください」という気持ちがみられ、ふふっと心が和みました。
子ども向けの本ですが、大人も教養として読んでおくといい本です。
難しくない、数式が出てこない、化学と一緒に時代背景も見える、良本です。