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赫眼 (光文社文庫)

価格: ¥560
カテゴリ: 文庫
ブランド: 光文社
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豪華な短編集 ★★★★★
「全て創作だ」または「頭のオカシイ小説家の妄想だ」


とでも思わないと怖くて読んでられない話も混ざってます。

三津田さん視点の話はゾッとするのばかりだし…
他の話にも不気味な要素が満載だし…

怪異譚が好きな自分は大満足でした。


短編集ですが、順番どおりに読む事をオススメします。
そのほうが楽しめるようになってますので…
やはり映像のほうが怖い ★★★☆☆
結論からいえば、ホラーは活字よりも映像のほうが怖いということを感じた作品だった。映像は何と言っても音の効果が大きいため、どうしても小説は分が悪い。この作品を映像化すればかなり怖く且つ面白い作品になると思う。
12話収録されてはいるが、そのうち4つはショートストーリで2ページから4ページの作品のため実質的には8話収録の作品と捉えたほうがよい。
1話と最終話に話のつながりがある。灰蛾男の恐怖はホラーとミステリが融合した話になっているがそのほかはホラー作品になっている。
なんともいえない不気味さが素敵 ★★★★★
なんともいえない不気味さが楽しい三津田ワールドが満載です。
三津田氏の作品は、長編もいいですが、
たまには短編で満喫するのも乙なもの。
是非ご一読をおすすめする作品です。

文句なしに怖かった ★★★★★
全編を通じて怖かった。

創作もので近年稀に見る怖い小説だった。
お勧めです。
この人は長編より短編で輝くのではないかと思った。
キャラクターが登場しない分、
ストーリーで読ませてくれるので、怖いと思う。

「後ろ小路の町屋」は特に怖かった。
実話怪談のフォーマットを取り入れて、
創作とは思えないリアリティーを醸し出している。

全般的に創作か実話かをあいまいにしている部分があって、
いつの間にか読者を考え込ませる。
そこがよかった。
禍々しい気配に、ぞわぞわっときました ★★★★☆
 井上雅彦監修の【異形コレクション】シリーズに収録された短篇を中心にまとめられた三津田信三(みつだ しんぞう)のホラー作品集。『赫眼(あかまなこ)』のタイトルと、片目が赤い少女を描いた表紙イラスト(村田 修)の絵に惹かれて購入しました。

 全体を通して一番印象に残ったのは、それぞれの作品からにじみ出ている禍々しい雰囲気。不気味な気配を漂わせた家、人間の皮をまとった化け物など、魔界の黒いオーラを発散している建物と人物の描写に、ぞわぞわっと総毛立ちました。
 なかでも怖かったのが、複数の作品に出てくる長い髪の女。本書を読んでいる最中、中田秀夫監督の映画『リング』に登場する化け物、おかしな具合に肩を上下させながら近づいてくる「それ」の姿が脳裏に何度も浮かんできて、ぞくぞくしましたね。表題作「赫眼」や「怪奇写真作家」「後ろ小路の町屋」といった短篇は、殊にそう。しんと静まり返った夜中に部屋でひとり、本書を読んでいたのですが、結構、びびりました。

 小さい頃から合わせ鏡の中の景色を覗いて、何ともいえないぞくぞくっとした気分を味わっていた私には、同様の呪縛に絡めとられてゆく男が出てくる「合わせ鏡の地獄」、この短篇も刺激が強かったなあ。この作品にはまた、子どもの頃に夢中にさせられたテレビ番組、円谷プロの「ウルトラセブン」の名前が登場するのも嬉しく、懐かしかったです。

 本書に書き下ろした四つの実話怪異譚を除き、各収録作品の初出は以下のとおり。

「赫眼」・・・・・・井上雅彦・編『伯爵の血族 紅ノ章』
「怪奇写真作家」・・・・・・早川書房「ミステリ・マガジン」 2008年8月号
「見下ろす家」・・・・・・井上雅彦・編『オバケヤシキ』
「よなかのでんわ」・・・・・・井上雅彦・編『闇電話』
「灰蛾男の恐怖」・・・・・・光文社「ジャーロ」 35号(2009年春号)
「後ろ小路の町屋」・・・・・・井上雅彦・編『京都宵』
「合わせ鏡の地獄」・・・・・・井上雅彦・編『未来妖怪』
「死を以て貴しと為す」・・・・・・井上雅彦・編『幻想探偵』