舞台が昔のソビエトということで、タイトルだけで購入した本でした。
うーん、微妙。
好きな人は気に入って、その世界にはまりそう。
でも現実的な人には向かないかも。

犯人と行動をともにするうちに惚れてしまう・・ってよくあるパターンの類似系。
一種の隔離された場所でのセックス、どちらかがどちらかを拘束できる権限を持っているという環境。どれもクラクラきてしまう、眩暈沢山の設定。
それを楽しめる人には、お勧めです。


同時収録で「マクシミリオン」という、二人が再開する話が入っています。でも結局二人は一緒になることができません。ちょっと不完全燃焼気味に読み終えました。

少し現実感が薄いので、はまればいいけど、常に冷静に読んでしまうと、自分だけ上滑りしちゃいます（苦笑）

少々濡れ場はハードですがKGBの下調べがしっかりしていて素晴らしかったです!主人公の心理描写が多少不自然だった気もしますが、さすが華藤先生です!