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死の猟犬 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

価格: ¥882
カテゴリ: 文庫
ブランド: 早川書房
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ホラー ★★★★☆
 本書に収録されている作品は、『検察側の証人』を除いて、すべて超常現象がからんだ怪奇小説です。単なるホラーではなく、どこかもの悲しくなるような作品が多いように思います。
 しかし、読んでいると、怪奇現象の裏に犯罪がからんだミステリ風の作品が結構挿入されていたりするのは、やはりクリスティーだな、と感じてしまいます。
読後感に難あり ★★★☆☆
神秘的要素、ホラー要素のある
どこか不思議な雰囲気漂う短編集です。
確かに独特の浮遊感は心地よさすら感じます。

しかしながら、
若干結末が生煮えになる作品が目立つので
完全なる解決を期待する人には
フラストレーションばかりがたまる作品と
なることでしょう。

でも何作品かは、
解決するのもありますし、
謎を残しながらも面白いものがあります。

好き嫌いは分かれそうですね。
通勤電車には短編小説がよい ★★★★★
猟犬が関連したミステリはいくつかある。
本短編集にも、猟犬にまつわる話が一つある。

短編集の名前は、どの短編の名前にするかは迷わないのだろうか。
しばしば、一番いいと思うものでない名前になっていることもある。

本編は、2週間楽しむことができました。

短編集には、他の作品と関連した話題、用語をみつけるのが楽しみです。
似た構造、似た登場人物、似た風景、似た駅名があると、
アガサクリスティものを読み進むときのヒントになります。

自分では、ミステリと怪奇物の区別がつきません。ごめんなさい。
ネタばれになるといけないのでこのあたりで。
怪奇幻想色の濃い作品集 ★★★☆☆
純粋なミステリと言えるのは「検察側の証人」一編のみ。他の作品は、心霊術や憑依現象、予知能力などをテーマに、不気味な雰囲気を醸し出している。本書は、そうした怪奇幻想色の濃い短編集である(1933年)。

純然たる怪奇小説でもない、かと言ってミステリでもない、中途半端な印象も受けたけれど、そこはクリスティー、なかなか面白いじゃないのという作品がいくつもあった。なかでも、O・ヘンリ風の話の妙味を感じた「翼の呼ぶ声」が一押し。金の威力に縛られた億万長者が、現世からの脱出を希求する話が面白かった。

「検察側の証人」は、後年(1954年)、クリスティーが戯曲化したものを、ビリー・ワイルダー監督が映画化した作品として有名(映画の邦題は「情婦」)。話がどう転がっていくか予測がついていたとは言え、かっちりと引き締まったプロットと、巧みな人物造型に、これは見事な作品だなあと唸らされた。

まあ、クリスティーの異色短編集ではあるけれど、緊迫したムードが高まっていく話のスリリング感などには、ぞくぞくさせられる雰囲気があって楽しめた。

風間賢二氏の巻末解説は、「ミステリと怪奇幻想」「精神分析学と心霊主義」の面から、本作品集の味わいを見ていったもの。読みごたえがあった。

巨匠の異色ホラー集 ★★★★★
推理ではなくホラー、超常現象を多く取り扱った1冊。クリスティーがホラーにもなかなか長けていることがわかる作品です。ホラーながらクリスティーらしいシンプルでいて効果絶大な味わいは健在。これも外せません。