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ホット・ロック (角川文庫)

価格: ¥820
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川書店
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ドートマンダーは永遠に ★★★★★
いわゆる「ユーモア・ミステリー」の最高作だと思います。
翻訳されたドートマンダー・シリーズは全部読んでますが、さすがに第1作目、アイディアはてんこ盛りだし笑いのセンスもとびぬけてる。
同じようなタイプのトニー・ケンリックより、笑いの質はワンランク上だと思います。
僕がウェストレイクのギャグで最も秀逸だと思ったのは、シリーズ3作目「ジミー・ザ・キッド」(リチャード・スタークの「誘拐」を手本にドートマンダー一派がホントの「誘拐」をしようとしてドシャメシャになる、というアイディアもスゴい)で、子供(これがまたイヤなガキなの)を誘拐された父親が、自分と誘拐犯との電話でのやり取りを、警察に「テープ」で聞かされるところ。
「この声に聞き覚えは?」と聞かれて、「2人ともありません」と答える(爆笑)。
もうウェストレイクの新作が読めないのは残念だけど、何度読んでも面白いドートマンダー・シリーズを残してくれたからね。全部復刊して、未訳のものも、全部出してほしい。あっ、そうだ。木村二郎さん、全部あなたが訳し直すのをライフワークにしなさい。それがいい。
ドタバタアクションよりは会話で笑わせるペーソスユーモアミステリー ★★★☆☆
泥棒ドートマンダーシリーズ第一作。
長編と言うより中篇連作な感じ?
メカを駆使した派手な面白い作戦もあるが、
ラストが地味でちょっとご都合主義に思う。
作者とユーモアのセンスが合う人には至高の作品だろう。
「空気売って下さい」と言うギャグには笑ったが、
あんまり大爆笑するギャグはありません。
ドタバタアクションで笑わせると言うよりは、
会話で笑わせるペーソスユーモアミステリーって感じ?
アニメ「親指トム」の機関車で精神病院に突っ込むシーンは、
アメリカ人には馬鹿受けだろうが、
今の日本人にはいまいちかも知れません。
「♪親指トームは、役に立つ男
 ちっちゃいってことは
 便利だね、あっ便利だね♪」
と歌えるおっさんは必読w

最高! ★★★★★
1970年代に映画化されたもの(ロバート・レッドフォード主演)を見てから初めて読んで以来、何回読み直したことか。何度読んでも笑える永遠の傑作です。しかも恐ろしいことに、このシリーズいまだに続いていて、つい先月にも『バッド・ニュース』が刊行されました。息が長いのにもホドがあるが、読んでみるとやっぱり面白い。30年以上もクオリティが落ちないなんて、この著者はどうなっているのでしょう? この第一作がベストなのは変わりませんが、シリーズどれから読んでもいいかもしれませんね。
スラップスティック犯罪コメディ ★★★★☆
一癖も二癖もある悪党どもが、不運の天才犯罪プロデューサー、ドート・マンダーの元に集結。
抱腹絶倒のドタバタ犯罪を繰り広げるシリーズ第1作。

とにかくキャラクターが個性的!
いつも「いい話があるんだ」とやってきては、チームをピンチに陥れる悪魔のような相棒。

母親ゆずりのカーキチで、排気ガスを吸ってエンジン音のレコードをいつも聞いているドライバーなどなど…。

狙う相手や場所も、国家権力、巨大銀行など、無謀度100%。
破綻する計画、トチ狂う相棒。
そして、必ずあるどんでん返しとオチ。

面白くないわけがない!

ただ、犯罪ものはハードなものが好きという方、マンガチックは嫌という方にはお勧めしません。
そんな方は、同じ作者(リチャード・スターク名義ですが)の悪党パーカーシリーズをどうぞ。