本書には、科学者であり神秘体験者であるスェーデンボルグの一生、チベットの瞑想修行者ミラレパの一生、ハイチの独立とヴードゥー教の成立の歴史、明恵上人の夢とその一生がおさめられています。どれも、水木先生が長年追究している目に見えない霊界に関するもので、不思議な話ばかりです。じつに面白い!
でも、不思議なもので水木先生の漫画を愛読していると目に見えない世界をあーあるかもなあと普通に受け入れられるようになってきます。人間の知っていることなんて、全宇宙の広大さから比べれば、ゼロと同じですもんね。