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七田式超右脳英語トレーニング

価格: ¥1,998
カテゴリ: 単行本
ブランド: 総合法令出版
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英語は右脳を使うという誇大表現を信じるのは危険 ★☆☆☆☆
「英語は右脳を使っている」「2、3倍速を聴けば右脳回路が開ける」と謳う誇大表現には注意が必要です。
英語を聞き取るためにはナチュラルスピードの英語に触れ続ける必要がありますが、現在の多くの出版社の英語教材では一分間に150語〜160語が標準です。
けれども、実際のネイティブスピーカーの会話はそれ以上で、1分間に180語以上という通常のCDの録音スピードよりも速く話をしています。
つまり、日本で販売されている標準的な英語教材は、ネイティブの発話よりも遅い音で録音されています。
(1分間に150語というのはニュース英語を読むときの標準的速さです)
この打開策として2倍速、3倍速の英語を聴かなければいけないという錯覚に捉われがちですが、そうではありません。
確かに音の速さも問題の一つですが、日本人が英語が聞こえない他の理由は単に音だけの問題ではなく、
構文、リエゾン、イディオム、コロケーションなど、文の構成を理解できていないことも挙げられます。
つまり、音の速さ以外にも聞き取れない要素というのは多分にあるということです。

さらに英語学習でインプットを行う場合は、できるだけ自分の英語力よりも少しレベルの高いものを選ぶことが重要だと言われています。
(これは、クラッシェンの「I+1」という理論に基づいた考え方です)
本書では意味を理解せずに聞き続けると右脳の回路が開けると説いていますが、この理論には根拠がありません。
応用言語学を研究されている村野井仁氏の著書『第二言語習得研究から見た効果的な英語学習法・指導法』の中にも理解可能なインプットが大事だと述べられています。
このように「英語は右脳」という考え方も少なからず、注意が必要です。
私たちが言葉を生み出すときには頭全体(主に左脳)を使っていることが研究により分かっています。
とりわけ、音声面に関しては左脳が重要な働きをしていることが明らかになっています(英語の子音は右脳が処理するという考え方もありますが)。
例えば、川島隆太氏の『「音読」すれば頭がよくなる』を読めば、脳科学からの実証を知ることができます。
この他にも白畑知彦氏らの『英語習得の「常識」「非常識」―第二言語習得研究からの検証』では英語は右脳という考え方を否定しています。
門田修平氏らの『英語語彙指導ハンドブック』も左脳と右脳のメンタルレキシコンについて述べられています。

これらのことを考慮すると、「倍速の英語を聞き流せば右脳の回路が開く」と謳う書籍の信憑性は低くなります。
英語に関する書籍が氾濫する日本において、誇大表現で購買意欲を誘うものには十分注意することが必要だと思います。
七田式超右脳英語トレーニング ★★★☆☆
もっと身近な話題や会話が教材だと良かったです。
この教材には英語のリスニングのキーとなる「子音の脱落・
単語どうしがリンクするもの」など ひと通りのパターンが
収録されていればいいと思いますが…その事に関する表記は本には
無かったような。。。

人はやはり聞いた事のある音しか聞き取れない気がします。
という事はリスニングは訓練あるのみだと思います。
しかしながら、市販のCD付きのテキストの あの遅すぎる英語を
聞いて勉強するよりは この教材の方が為になると思います!
高速の英語を聞くというのも 一つの良い機会になりました。

完全に場面を再現できるまで繰り返してみる・・・ ★★★★☆
英会話で音の脱落・連結(リエゾン)があるから聞き取れないのは普通のことです。音の脱落は、英米人でも不足した部分を補いながら会話しているはずです。
ナチュラルスピードの英会話でも日本人には速く感じると思いますから、速聴することで会話がゆっくり感じるようになること自体はとても良いことだと思います。
私自身感じていることですが、右脳モードで英語のトレーニングをする意味合いは、高速で聴いた後で通常の会話が遅く感じるというこの感覚を生かしながら、たくさんの英会話を聴き、かつ、追い読みしてみることにあると思います。しかも、場面があまり長々と続く会話ではなく、適度な長さの実際でもありがちな会話を、場面をイメージしながら、いやと言うほど繰り返し聴きまくり、追い読みしまくることだと思います。自分の経験ですが、洋楽の歌詞を見ながら、そらで歌えるようになるまで繰り返すと、覚えた歌については不思議と歌詞も書き出すことが出来るようになっていたりします(書き出してみるとつづりが違っていたりということはよくありますけど・・・)。同じように、会話でも場面をイメージしながら、テキストを見なくても、口をついて出てくるようになるまで、しつこく繰り返してみると音とセットになって、会話文が書き出せるようになってくると思います。もちろん、最初は所々しか書き出せなかったり、つづりが違っていたりしてしまいますが、気にせず、とにかく、学んだ場面について、100%再現できるまで繰り返して、再現できる数を増やしていくことです。
そのことを気づかせてくれた点で良い教材です。
何度も聞けない ★☆☆☆☆
人それぞれでしょうが私は英語を朗読するナレーターが感情を込めすぎて読まれると聞き苦しいです。学習者は何度も繰り返しCDを聞くわけですから耳障りの良いのが一番だと思います。
このCDは年配?の男性ナレーターが童話を感情込めて朗読されています
時には裏声を使って女性の役もこなしておりまたそれが2~3倍速になったりします。購入前に試聴できればいいんですが・・。
倍速のいかがわしさ ★★☆☆☆
「早くて聞き取れない」ということをよく耳にしますが、正確な言い方ではありません。それらも文章を見ながらだと、実際はそれなりに聞き取れていることがわかります。

ではなぜ「聞き取れない」と感じるのか。英語はスピードによって様々な音声変化をする言語です(仏語のリエゾンもしかり)。「聞き取れない」のは早いからではなく、そのような種々の音声変化(音の脱落・連結)があるから聞き取れないのです。言うまでもなく単語力は基礎となりますが。3倍速を聴いた後で原文が遅く感じるのは当り前です。しかしこの倍速トレーニングでリスニング力の向上には原理的に無理があります。

英語学習法としてはユニークであるが、それだけのこと。実効性についてはいかがわしいと言わざるをえません。英語とは切り離して、もっぱら「右脳開発」(←これも疑わしいですが笑)ツールとして、暇つぶし程度には重宝するでしょう。

聴き始めました。3倍速早いですね効果を… ★☆☆☆☆
聴き始めました。3倍速早いですね 効果を期待しています