セーラーがたいへんだ!
★★★★☆
セーラーとペッカのシリーズが7月で終わってしまいました。
もっと、読みたいなあ。というより、この独特の、とぼけた人をくったような
絵をもっともっと見てみたい!!
私は、訳者の菱木晃子さんが好きで、菱木さんの訳著をあれこれたどっている
うちに、ヨックム・ノードストリュームのセーラーとペッカのシリーズに行き着いた
のです。
全5巻とも楽しんだのですが、この2巻目の『いったいどうした?セーラーと
ペッカ』がいちばん好き。
元船乗りのセーラーがある日、具合が悪くなってたいへんなめにあってしまう。
相棒の犬のペッカが、いっしょうけんめい世話をやく……というだけのストーリー
なれど、あちこち枝葉があって、絵が楽しめます。さりげなく配されたコラージュもすごくいい。
熱が出て、薬をのんでといった日常卑近なテーマなので、ちいさな子どもも
自分の身に引きつけて読める本です。