弟との死力をかけた戦い
★★★★★
Brimstoneの危機から生還したペンダーガスト捜査官が弟の犯罪を阻止しようと悪戦苦闘する。
いつもは摩訶不思議な事件から話が進むが、今回は、普通の、ただし尋常ではない事件が次々起こり、ペンダーガストは振り回されながらも、徐々に核心に迫りつつあった、かのように思われたのだが。
意外性と言うより、知恵比べという感じで事件は進行し、次のThe Book of the Deathに続いていくようです。
A letdown
★★★☆☆
I'm a great fan of Preston/Child, but this book is a letdown. What do I like about Preston/Child? Their books are thrilling and exciting, and as scary as a book can get. But this book is all about Pendergast. Sorry authors, you cannot expect Pedergast to carry this book, which is what the authors have done. I want to read something thrilling. I already know about Pendergast; more of his fantastic escapades from death is just boring. So for your next book, write something thrilling, try Giorgio Kostantinos' The Quest for a thrilling read.
ファン待望の一冊です
★★★★★
前作「Brimstone」の完全な続編。そして、またここから次作へと続く、つまりこの作品は3部作の2冊めということになるようだ。
この作品は前作に引き続き、今までの作品の登場人物が次々と現れ、以前からのファンにはたまらなく楽しい「サービス」が満載。
また、Pendergast捜査官は、今回は「宿敵」である弟のせいで、前作に続き大変な目に遭うわけだが、これによって、また読者の次作への楽しみが倍増するという、憎い演出になっている。
是非、「Brimstone」を読んでから、お読みいただきたい、ノンストップサスペンスだ。
オールスターキャストで贈る連続殺人事件
★★★★★
~信じがたいような奇怪な死に方をする事件がアメリカ東部で次々に起こる。一方、前作 Brimstone~~ の最後に行方不明になったまま死亡扱いになっているペンダガーストFBI捜査官の遺書が、同じく前作の縁でNYPDに復帰し、今やローラ・ヘイワード警部と同棲しているダガスタ刑事に手渡される。そこには幼いころからペンダガーストに異常な敵愾心を燃やし、残虐な行為を繰り返した後、両親への放火殺人の疑いをかけられたまま行方をくらました実の弟デオゲネスから~~の復讐をくい止めて欲しいとの依頼がしたためられていた。デオゲネスはペンダガーストと親しい人々を次々と残虐な方法で殺して行き、最後にペンダガーストを殺すというのだ。その日までわずか数週間しか残されていない。殺人リストには Thunderhead~~ の後にノーラ・ケリーと結婚したスミスバック記者も入っており、ダガスタの名前が入っているのも間違いない。誰に助けを求めることもできずにダガスタは一人孤独な捜査を開始する。本作にはこれまでの作品に出たキャラクターが(レリックのマーゴ・グリーンも自然史博物館に復帰)数多く出てきて、さながらオールスターキャストの様相を呈している。ホームズ~~とモリアティーの対決を彷彿とさせる血肉を分けた兄弟同士の戦いの結末はどうなるのか。息の長いシリーズだが、テンションは決して落ちることなく最後まで手に汗を握らせられる。~