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コーパスで一目瞭然―品詞別 本物の英語はこう使う! (コーパスの本)

価格: ¥1,365
カテゴリ: 単行本
ブランド: 小学館
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コーパスから見るコロケーションの色 ★★★★★
コーパスはSemantic prosohy(意味論的色合い)とよばれる、
語法の傾向を知ることが出来ます。

この色合いを知ることによりネィティブの直感のようなものを
実証的に知ることができるというわけです。

我々学習者にとっては、それは英語+日本語という1対1対応のみの学習から、
一語一語の英語を意識した学習を可能にしてくれます。

本書ではとりわけ、日本語にとらわれてなんとなく見ている語句を
コーパスによって、より意識的に捉えていこうというものです。

couldn't have been betterやmore than doubled, the best possibleなど
枚挙に暇がないほど項目の選定も面白かった。

普段何気なく読み飛ばしていた表現が意外な意味を持つことに
気づかせてくれるかもしれません
超強力な語法・表現集 ★★★★★
本書は受験参考書ではないが、使い方によっては高校の英作文用表現集として有効に活用できるのではないかと思った。そのような視点で、以下述べてみたい。

まず、中身が見れないようなので、私が興味深いと思った表現にもふれながら、本書の構成について記しておく。例えば、「副詞:話者の判断を示す言い方」として、and deservedly soという表現が取り上げられている。例文が提示された後、著者は「何か客観的な事実を述べた後に、筆者が「そうなったのは当然のことなのだ」という主観的判断を示す」ための表現であると説明する。さらに、コーパスのデータをもとにした「コーパスランキング」(←この部分が非常に参考になる!)で、deservedlyに代わりうるほかの副詞として、rightly/understandably/justifiably/rightfullyを挙げている。そしてさらにそれらが使われている例文がいくつか提示される、といった具合だ。ちなみに、この一連の表現は非常に英語らしい表現だと思うが、高校レベルではなかなか取り上げられないのは残念だ。例えば、It is natural that〜のひとつの変化形として生徒らに提示することができるのではないだろうか。

その他にも、前置詞が連続して使われる例として、from within a tunnel/from around the world/from among peers/from between the wingsを提示し、そして極めつけはfrom in front of the stage「舞台の前から」などの例も挙げている。実際の指導においても、こういう例が役に立つ場面があるのでありがたい。

さらにもう1つ、関係代名詞whatの便利な表現として、His mother was born in what is now Myanmar 70 years ago.という使い方にふれている。この表現を高校レベルのライティングで要求するのは難しいかもしれないが、一方で長文問題の一節にこのようなパターンが使われていることが少なくないので、英文を読む上での参考になるといえる。

実質は大学生以上が本書の対象に想定されているのだろうが、上で私なりに示したように、意外に高校レベルでも使える部分があるように思える。
コーパスを利用したすぐれた語法研究書 ★★★★★
文法的にみれば問題がなさそうに思えるような表現であっても,実際は使われる頻度があまり多くなく,英語母語話者からすれば自然さに欠けていたりする場合があるし,また,読めばその意味が簡単に理解できるような表現であっても,実際に自分で英文を書く段になるとなかなか使えない表現というものも非常に多かったりします。そして一般の文法書や辞書では,このような事実は,なかなかうまく調べられないのではないかと思います。本書は,コーパスがこのような問題に対していかに強力なツールとなるかを改めて思い知らせてくれると同時に,実際にどのような問題意識をもってコーパス検索を行なったらいいかを,具体的な分析例を豊富に示しており,ある意味で非常にすぐれた語法研究書となっているのではないかと思います。英語の語法に関心をもつ方にはもちろんのこと,実際に現場で高校生や大学生に英作文などを指導している英語の先生方には特に参考になるところが多いのではないかと思います。