いつものゲッツ節です。相変わらず楽しくてたまらない。

今更このご近所エッセイが実話だろうと創作だろうと演出だろうとかまいはしません。 こんなエピソードやキャラクター考えつけたって事で感心する。

「皆を笑わせよう」「楽しませよう」ってサービス精神に溢れた作風も大好き。 空回りしてる時もあるけど、それはそれで(笑)

「大笑いしたい」というより、「安らぎたい」って時に、ゲッツさんの著作を読みます。実際に安らぎます。
仕事をして、家族が大事で、友人が大切で、という成人男子の暖かくて優しくて逞しい、真っ当な世界。
その真っ当さに惹かれ、何冊も著作を買い、何度も読み返してます。
いい作家だあ。

ゲッツ板谷氏の本を全て持っているが、いつも思いもつかないようなエピソード満載で、噴出しながら読んでいる。キャームの高速道路Ｕターン事件はへたすりゃ死んじゃうじゃん。。。。と噴出しながら、ツッコミをいれていた。

　2004年にダイヤモンド社から出た単行本の文庫化。
　いつもの調子だ。馬鹿で楽しい。
　家族ネタを中心に、親戚も友人も、良くこれだけ濃い人たちが集まっているなと、あきれるくらい。それにしても、周囲の話だけでずっと書きつづけられるのが凄い。よくネタ切れにならないものだ。
　好きな人は好き。嫌いな人は嫌い。暴力やグロテスクがてんこもりなので。ご注意。

ゲッツ板谷の魅力は抱腹する炸裂だった。
「だった」とは、この本は炸裂してない
文筆業を重ね、言葉にこだわるようになった手かせ足かせがこの本で充満
もんもんとするゲッツ板谷が見えてくるような本

過去の作品に比べ、所謂真っ当な話がやや増えた。
非日常的な日常に衝撃と笑いを期待していたが正直パワーダウンか。
やはりゲッツ氏も大人になってきてしまった印象。