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RIKO―女神(ヴィーナス)の永遠 (角川文庫)

価格: ¥660
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川書店
Amazon.co.jpで確認
せりふ、固有名詞ともにダサいが、すいすい読める ★★★☆☆
H系は大したこと無い。
期待する向きはガッカリくるだろう。
それでも、文は手慣れてるし
もっと出来の悪いのも、けっこうまかり通ってる。
そうそう、登場する男は、頭の悪い奴ばかり
もっとも主人公も頭良くない設定(笑)
それでも、御託を並べながらも
勿論男をモノにする
レイプや不倫がないと、複数の男と寝られないとはあまりにも古くさいが
寝ないよりはイイやね
レズビアンシーンで(コミックで慣れた人たちばかりだと思うが)
そういえばこういう体裁の日本のエンターテイメントでは
あんまし、こういうシーン無かったなと思ったっけ
でも、だいぶ前の話だからね
今・2010年に、
このシーンにビックリした、なんて言う人おるんかいな(笑)
この作者のこの時点での問題は
セリフ、固有名詞ともにダサい、説明が多すぎる
スタイリッシュじゃないこと、もっともその反対でも面白くないの、いっぱいあるけどね
これが洋モノだと、もっとカラッといくの沢山あるんだけど
こちらはベタベタ じっとり
本の整理してて久しぶりに読んでの感想
男と女の絶対的な違い ★★★★★
久しぶりに、面白い本に出会った。
そして、強烈な個性を持つ 主人公に出会った。

主人公の緑子は、突出している凄腕の刑事でも
目をむくような美人でもない。

読み始めた頃は、わからなかった魅力が
読み進む内にどんどんと惹きこまれて行く。

人によっては、その奔放さに引くこともあるだろうけど
同じ女として、緑子の行動を 完全否定出来ない。
ある部分、共感出来るところがある。

正しいとか、間違ってるとか そんな言葉では括れない。

男と女の絶対的な「性」の違い。

それを、緑子を通じて感じることが出来た。
(知るのでは無く、あくまでも感じたのだ。)

裏切りや妬み、愛情や嫌悪。
様々な感情が詰まっていて、お腹がいっぱいになる。

登場人物達も、緑子に負けずとても魅力があります。

ストーリー的には、ありがちなのかもしれないけど
最後まで大いに楽しめたのは確かです。

次作「聖母の深き淵」も早速購入しました。
次作『聖母の深き淵』を読むために ★★★★☆
 本書は柴田よしきの記念すべきデビュー作ですが、実はこれ一作だけならばそこまで絶賛するほどではないのです。主人公のリコは確かにいいキャラですが、ストーリー自体は犯人や結末が途中まで読めば何となくわかってしまうので。ですが、このRIKOシリーズは第二弾『聖母の深き淵』から格段に面白くなります。なぜならば、山内練というシリーズ屈指の魅力的なキャラが登場するからです。
 山内練と相手役(?)の麻生龍太郎の因縁については『聖なる黒夜』に詳しく書かれており、作品の発表は『聖母―』より『聖なる黒夜』の方が後ですが、作中の時系列は『聖なる黒夜』の方が先なので、こちらを先に読んだほうが『聖母―』がより楽しめるかもしれません。作中の何気ない麻生のセリフにも「ああ、これは練のことか…」と感慨深いものがありますし、これはあの時のことかな?などと色々考えられて深く感情移入できるからです。
 リコについても人物設定が分かっていたほうがよりストーリーを楽しめると思うので、『聖母の深き淵』を楽しむためにも、『RIKO』に目を通してみてはいかがでしょうか。
好き嫌いが分かれる作品 ★★★☆☆
このシリーズのスピンオフである『聖なる黒夜』の布石として“読む必要がある”と感じて読んだ作品。
主人公であるRIKOのキャラ設定に、ある種女性性のデフォルメがなされていてはっきり言って女性なら、同属嫌悪を感じずにはいられないと感じる人が多いのでは…。
解りすぎる部分がツライ、みたいな…。
主人公に感情移入がし難い(この場合、“したくない(汗)”)作品てどこか冷めて読んじゃいますよね。
このシリーズはそのキャラ設定の所為で冷めたまま読み進まずにはいられないので、つまり純粋には楽しめないんです。
ただ、こうした女性キャラを主軸にして刑事物が描かれた事は余り無かったと思いますし、女性性を深く掘り下げたこととプロットが矛盾無く絡んでいてぐいぐい読ませます。
確かに今までに無いキャラクターではあるが ★★★☆☆
娼婦になるはずの女が、間違って刑事になってしまった。
淫乱刑事。男も女も見境なし。
確かに今までに無いキャラクターではある。

だけど、その奔放な考え方や行動には、女性から見ても
違和感がある。
やっぱりこの人、職業を間違えちゃったんじゃないの?

意味も無く行間を空けたり、登場人物が一ページ以上にも
わたって台詞を吐いたりするのも、勘弁して欲しい。
犯人は半分くらい読んだ所で想像が付いてしまった。
なんとなく、スケバン刑事の麻宮サキと海槌麗巳の関係を
思い出した。

うーん、なんとも言えない作品ですね。