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お・り・が・み 正の闇 (角川スニーカー文庫)

価格: ¥560
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川書店
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「聖女」か、「魔王」か ★★★★☆
「魔王候補」から「魔王」へと、着々と進みつつある鈴蘭。その力に脅威を感じた神殿教会は、鈴蘭が魔王になる前に聖女にしてしまおうと企む。一方、魔殺商会には、セリアという、リップルラップルの旧友が訪れていた。神殿教会は、セリアはブラックリストの筆頭である魔女だといい、鈴蘭に、セリアを退治することで、人間に害なしと証明して見せろと迫るのだが...

誰も傷つけないために、それだけの力を手に入れるために、「魔王」になることを自ら誓った鈴蘭。だが、「魔」という存在そのものが、人間の敵であると迫る神殿教会からは、「聖女」になることを強要される。「聖女」か、「魔王」か。単純に考えれば、「聖女」を選ぶのがまっとうだと思いながらも、神殿教会のやり方についていけない鈴蘭は、「聖女」を選ぶことができない。そして、自分から見れば、幼い少女にしか見えないセリアや、彼女を守ろうとするクーガーを排斥しようとする教会へ身を投じることができない。果たして、正しいのは誰なのか。そして、鈴蘭が選ぶ道は!?という形で、鈴蘭を中心に、鈴蘭の周囲の人を巻き込んで、正と闇が彼女の心をこちらに向けようと争います。人が小さな虫を殺しても気づくこともないように、大いなる力を持つものは、小さきものの痛みに無頓着です。その小さきものの痛みに目を向けることのできる鈴蘭は、この先どうなっていくのでしょう。話もかなり核心に迫ってきたようです。この先が楽しみです。
鈴蘭の答え! ★★★★★
"外の姫"では魔王として本格的に覚醒し、
"獄の弓"では魔王に対しての覚悟が語られました
そして、今回! "魔王"という只ならぬ存在の候補・鈴蘭のいわば真価が問われます
果たして自分は魔王になりたいのか? ならなければならないと思い込んでいるだけなのか?
自分はどうしたいのか? 本当に望むものは何なのか?
様々なキャラクターに惑わされ混乱していく鈴蘭。味方なのか敵なのか謎の司教・クーガーと行動を共にし、世界の仕組みを聞かされた鈴蘭の出した最終的な答えとは!?
表紙にもなっている新キャラ・セリアも初登場し、上のようなシリアスさと笑える要素がうまくまとまっている痛快なライトノベルだと思います♪
オススメ お・り・が・みファン待望の新作登場 ★★★★★
お・り・が・みファン待望の新作の5巻目登場!
ある日いきなり裏の世界に巻き込まれた名護屋河鈴蘭が繰り広げる痛快ギャグノベルです。
会話のテンポが良く、出てくるキャラクターもユニークなキャラが多く
所々で笑えます。
このシリーズは必読です。