健康の教科書
★★★★★
ごく良書だと思います。
書庫ではなく、手元の書架に置いておきたい本です。
レビューがないのは残念。
紙質は厚く、見開きの左ページはマンガ、図、表、要約
右ページは帯津院長の解釈が記載。
活字は大きく、ルビが振ってある。
文章は平易。
病人が心得るべき事項を、見落としがちな点に至るまで
丁寧にページを割いている。
一般に、安全を計るには、事前に事故を想定してシッカリ考える。
健康もまたしかり。
縁起が悪いなどと考えずに、
病気をシッカリ考えておく方がよい。
健康のため住まいを清潔にせよというのは、人生経験を積めば、自ずからよく分かる話。
”青雲の志”とは立身出世のことではなく、聖賢を目指すこころざしというのは重要な指摘。
一般世間では、誤解されたままになっている。
治り際が大切というのも重要な指摘。
心が大切と言う指摘も重要。
免疫力、自然治癒力は、心、即ち、末那識・阿頼那識より至るというのも、
他者はどうだか知らないが、
少なくとも私には理解できる。
ここは益軒ではなく、
帯津先生の唯識論。
私も
大病しましたが、
そこは、凡夫の悲しさ
のど元過ぎれば、何とやらで
ついつい、気がゆるんでしまいますが、
この本を時折読み返し
養生に努めたいと思っております。
出版に感謝。