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京都、唐紙屋長右衛門の手仕事 (生活人新書)

価格: ¥714
カテゴリ: 新書
ブランド: 日本放送出版協会
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唐紙屋として ★★★☆☆
 著者は京都にただ一軒残る昔からの唐紙屋のご主人。江戸時代から伝わる版木を使って、手刷りで唐紙を作り続けている。
 本書は文章メインだが、以前の著作『唐長の「京からかみ」文様』(紫紅社,2003年)には、カラー版で唐紙の文様が紹介されている。合わせて読むと良く分かるし、楽しいだろうだろう。私も『唐長の「京からかみ」文様』を読んでいたからこそ、本書を手に取った。
 内容は、ちょっと散漫。唐長の発祥、江戸時代の唐紙、京都市内の寺社での修復作業、サラリーマンを辞めて唐紙屋を継いだこと、版木についてなどなど。それぞれに面白いトピックではあるのだが、ひとつずつもっと詳細に語って欲しかった。
 合い間には人生訓のような文章が入るのだが、この部分は必要ないのでは?
 とはいえ、唐長は、読むほどに訪れたくなる店だ。