混乱の時代
★★★☆☆
マンガ 日本の歴史〈13〉院政と武士と僧兵 (中公文庫)この巻では、武家や寺社の自立がいよいよ激しくなる。
白川上皇が貴族(公家)だけに権限を与えることをせず叛乱の討伐など、自ら武家へ差配し、摂関家から武力を奪った。
それは同時に、源家の台頭を招くことになるが、上皇は平家にも任を与え、源平に競わせることによって、武力の統制を計った・・・というようなことをわかりやすくまとめている。
世の中の変革期であり、顕著な例としては武家の土地の私有化や寺社の自立、独自の院政などがありますが、世の中が混沌としていたものと思われるので、複雑な世相をしていたのであろう。