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ムシウタ04 夢燃える楽園 (角川スニーカー文庫)

価格: ¥620
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川書店
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あのときのあいつが!!! ★★★☆☆
人の夢を喰う代わりに宿主に超常の力を与える"虫"。"虫"に憑かれた少年少女、"虫憑き”は、その能力ゆえに追われることとなる。"オゥル"は、虫憑きですらない。主人の"おぅる"に命じられて、鮎川千春という少女を監視することが任務だ。もう五年も...

今回は、"オゥル"、"おぅる"など、力の弱いキャラが多数登場します。"かっこう"や詩歌のように強い虫憑きもいれば、前作の初季のように弱いものもみなそれぞれ戦っている...とそういう風にみることが既に弱者を弱者扱いしているわけですが、脇役から這い上がろうとする茶深となぜ特環に監視されているのかわからない千春と詩歌やむしばねがからみあって...と途中はそれほど面白くないので、ふーんと読んでいたところラスト数ページで...え?という秘密が!!!そして、あの時のあのキャラが!!!(ちょっとうるうるかも)即次よみまっす!!!
ターニング・ポイント ★★★★★
「利菜を見殺しにしたのは、君だ」「貴様にあるのは、ただの甘えだ」
三巻同様、大助以外の視点で描かれている作品。しかし新キャラにも味があり、読みごたえのある小説に仕上がっている。
杏本詩歌という少女は、とても壊れやすく、しかし強い。前巻まではただ逃げることしかできなかった彼女が、他者の怒りと憎しみに貫かれながらも歩き出すことを始める、まさに物語のターニング・ポイントとなる巻である。そして最後の最後で、大助に関わる謎が大きく動き始める。ムシウタに少しでも興味を抱いた人ならば、必読の一冊だ。
いいのかコレで ★☆☆☆☆
 キャラが増えすぎ。作者も把握しきれていないのではないだろうか。
 現に、茶深という新キャラの性格や意志といったものが、作中を通して一貫性がなく(今回の作品の性質上ある程度は仕方ないのだが)、口調ですらまとまってない。何よりもこのキャラクターの台詞回しや思考が浅慮でその場凌ぎ的な物が多く、口先だけの割に生き残ったりしてしまう辺り、他の主要キャラクター達との温度差を感じずにはいられない。
 ムシウタというシリーズ自体が青春真っ只中の若者を描いている(若者しか描いていない)ので、キャラクター達の志や強固であるはずの決意が若さ故的な所はあるのだが、それにしても今作はそれが行き過ぎて出てしまっている感じ。
 もうキャラクターを増やさずに今の面子でいって欲しいと個人的には思ってしまいます。
最高! ★★★★★
ムシウタ本編も4巻になりました。
こんかいは、西遠市で起こった事件。
一見関係なさそう(大助たちと)ですが、
じつは・・・・・・!!!!!